...その巻頭に「書斎を所有せる無学文盲なる男に本書を献(ささ)ぐ」と書いたという話が伝わっている...
辰野隆 「愛書癖」
...周囲が無学文盲揃いであったとすると...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...論語の初まりは山高きが故に尊からずだあ」「無学文盲は困るて...
直木三十五 「南国太平記」
...ほとんど無学文盲の農夫でありました――与八のことは問題外ですが...
中里介山 「大菩薩峠」
...無学文盲なるこの辺の児童走卒にこそ...
中里介山 「大菩薩峠」
...――無学文盲の徒に非ずして...
西尾正 「陳情書」
...きくところによると無学文盲(もんもう)とは...
長谷川時雨 「西川小りん」
...おれに輪をかけた無学文盲で...
火野葦平 「花と龍」
...無学文盲の女郎屋の助平狒々(ひひ)」といっている男だ...
火野葦平 「花と龍」
...仮りに人民の徳義今日よりも衰えてなお無学文盲に沈むことあらば...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...この子供に衣食をも十分に給せずして無学文盲の苦界に陥(おとしい)らしむるは...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...筋骨逞(たくま)しき無学文盲なものになって帰て来い...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...普通には無学文盲にていろはすら知らぬが多き乳母(の中にて特に歌よみの乳母)を持ち出したるは何故ぞ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...ほんとの無学文盲になるから...
三宅花圃 「藪の鶯」
...皆な無学文盲にしてしまった方がよかろうという説がありますとサ...
三宅花圃 「藪の鶯」
...世界でロシアほど無学文盲の率が高かったところがないという一例ではっきり分る...
宮本百合子 「今にわれらも」
...いかに無学文盲とは云いながら...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...――歯齦(はぐき)の血で描いたお雛様(ひなさま)の掛軸――(女子大学卒業生作)――火星征伐の建白書――(小学教員提出)――唐詩選五言絶句「竹里館(ちくりかん)」隷書(れいしょ)――(無学文盲の農夫が発病後...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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