...純真無垢な所があつた...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...清浄無垢なる可憐な小鶯が伝へる喜びの福音をして...
石川三四郎 「吾等の使命」
...……子供の柔らかな無垢な心...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...私の胸の奥に神聖無垢なあなたが永久に留ることを...
豊島与志雄 「化生のもの」
...余りに純粋無垢なのだろうか...
豊島与志雄 「一つの愛情」
...無垢なることに存するに違いない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...純一無垢な態度でなくてはならぬと信じていた...
直木三十五 「南国太平記」
...全体が無垢な氷になったので...
中谷宇吉郎 「雪の化石2」
...室生ほど純一無垢な高貴な感情をもつた人間はない...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
...この若き野心家は静寂の中に隠れている彼女達の魂の無垢な気高さを知っていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...無垢な感動をもって思いかえしています...
久生十蘭 「キャラコさん」
...清浄無垢な修道女が...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...無垢な目を見て判断した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...こんな無垢な女性の感情につけ込みやがって...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...實際女は清淨無垢なものに見えた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...偽りのない純粋無垢な愛情です...
横光利一 「旅愁」
...その白羽の矢の立った娘を芝居のはねた後で「聖ツェツィリヤのごとき無垢な容子(ようす)に」仕立てよという命令が...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
...この道徳の上に立つ教育主義は無垢なる天人を偽善の牢獄に閉じこむ...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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