...純真無垢な所があつた...
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」
...金無垢ならばこそ...
芥川龍之介 「煙管」
...わしは全く純真無垢な生活をつゞけて来た...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...彼の節くれ立った外皮からは、無垢な、うるわしい新芽が、最も若い植物のようにやわらかく新鮮に萠えだして新たな一年の生活をこころみようと準備しているのが見られる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...此の夫人の三十有餘年に亙る純潔無垢な生涯に唯一の汚点を残すもので...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...かつてルーシィ・フェリアの無垢な魂を宿していた骸(むくろ)だ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...全く純粋無垢なものだった...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...無垢なることに存するに違いない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...無垢な少女は無意識的に知っているのです――ちょうど動物がそれを知っているのと同じように...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...無垢な目を見て判断した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...こんな無垢な女性の感情につけ込みやがって...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...善良で無垢な女性がこんな風に苦しめられなければならないなんて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...なぜ若くて無垢なメイのような女性と結婚したがったのか...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...清淨無垢なものとして崇拜したのは...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...「だけどあなたは無垢な生き生きした坊ちゃんでした...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...よしんば親は泥棒にしても子供同士は清浄無垢なものなんだ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...殆どその良心の鋭敏さ――純潔無垢な恋の発露と一致せねばならぬ位に切り詰められております...
夢野久作 「鼻の表現」
...生れて初めて清浄無垢な気持ちになったと思ったが...
横光利一 「旅愁」
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