...今まで金無垢なるが故に...
芥川龍之介 「煙管」
...自分の妻がまだ無垢なお政さんのやうな娘もゐる前でそんな...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...純一無垢な自然の欲望の止みがたさを如実に歌つてゐるものは...
薄田泣菫 「独楽園」
...かつてルーシィ・フェリアの無垢な魂を宿していた骸(むくろ)だ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...純一無垢な態度でなくてはならぬと信じていた...
直木三十五 「南国太平記」
...全体が無垢な氷になったので...
中谷宇吉郎 「雪の化石2」
...眠る間に働く人生もまた無垢なるものとなる...
新渡戸稲造 「自警録」
...純粋無垢なぞは、直吉の方でも今はどうでもよくなつてゐる...
林芙美子 「瀑布」
...……稗(ひえ)か麦の貧(まず)しい握飯(むすび)を、尊い玉ででもあるかのように両手で捧げ持っている敬虔なようすも、見るたびに、無垢な感動を、キャラコさんのこころのなかにひきおこす...
久生十蘭 「キャラコさん」
...少女の誠実と無垢な愛が...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...月の光を浴びたような無垢な皮膚の感じも...
久生十蘭 「黄泉から」
...すべては純粋で無垢な花のせいだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...善良で無垢な女性がこんな風に苦しめられなければならないなんて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...無垢な女性を助け...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...その人の無垢な心が...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...實際女は清淨無垢なものに見えた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...処女のように純潔無垢な将軍の空想を刺戟(しげき)して...
森鴎外 「余興」
...不良性と震災後の推移清浄無垢な少年少女の空前の不浄化は...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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