...しかし無力なモルトケが...
石原莞爾 「戦争史大観」
...「私ほど無力な者がどこにある? スカダモーア君...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...老いた無力な一人はいう...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...そういうものは鑑賞ではなくして単に完全に無力な場合の制作を意味するに過ぎないだろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...全く無力なものと考えられるようになったのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...なぜなら単なる観念としての観念は存在に対して殆んど全く無力な筈だからである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...そしてお説教はいつも実際上の必要の前には殆んど全く無力なのだから...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...自ら省みて無力な人間が苦しみ悩み...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...三十幾人の無力な護衛たちは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あわれな無力な人間が勝手の行動を取るという事はおそろしいことですよ...
浜尾四郎 「正義」
...私は自分が無力な弱者であるとは思つてゐない...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「劒の教義」
...稍ともすれば気絶するばかりの極めて無力な屋根裏の文士として命を保ちつゝある身の上であつた...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...なんと文化そのものを美しさにおいて無力な...
宮本百合子 「明日の知性」
...「おまえは姉さんに無力なんだね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...現実への無力な自分に...
山川方夫 「その一年」
...自分がいかにも無力な...
山本周五郎 「青べか物語」
...――宮は無力な落人(おちゅうど)にすぎない...
吉川英治 「私本太平記」
...官は無力なものと...
吉川英治 「新・水滸伝」
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