...人間は全然無力なものであろうか...
大隈重信 「文明史の教訓」
...しかし世界を革命することのできる唯一の思想を生みだすにははなはだ無力な...
ピョートル・アレクセーヴィッチ・クロポトキン Pyotr Alekseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...これはまた何という無力な...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...無力な商人を追い廻したりなんかして...
太宰治 「駈込み訴え」
...全く無力なものと考えられるようになったのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...それ程ファシズムに於てはそのイデオロギーがイデオロギー的に無力なのである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...唯だ其の無能無力なるが為めのみ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それはあらゆる創造者にたいして無力な者どもが順々に使用していったもので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...科学はそして大抵の学者もまた案外無力なものである...
中谷宇吉郎 「千里眼その他」
...三十幾人の無力な護衛たちは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...無力な灰色のインテリとしての...
服部之総 「福沢諭吉」
...まったく無力なサトーリスだけが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...その手にかかり無力な有様は自分が子供かと思うほどだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...これほど無力なもの...
三好十郎 「肌の匂い」
...無力な私は今さら何を申し上げることもないのですが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...現実への無力な自分に...
山川方夫 「その一年」
...一同の胸中から散り落ちた無力なものに思われた...
横光利一 「旅愁」
...無力な地方民を虫ケラのように見下している土くさい権力型の人物であることは...
吉川英治 「平の将門」
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