...そこから起って来る僕の考索はすべて無価値のものとなってしまうわけである...
高村光太郎 「緑色の太陽」
...それを無価値のものとして斥(しりぞ)けるのは...
津田左右吉 「日本歴史の研究に於ける科学的態度」
...能狂言(のうきょうげん)と並びて決して無価値のものに非らずと信ずるに至りしなり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...やはり唯一のこの治療薬を全然無価値のものとは思ひたくないのである...
北條民雄 「癩院記録」
...経済的無価値のものでなくば...
柳宗悦 「工藝の道」
...将来に於て無価値のものとなり終るべき可能性を...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...原始考古学なぞいう学問は学術上無価値のものといえようか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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