...北満無住の地は我らの極楽であり...
石原莞爾 「戦争史大観」
...それは「無住処涅槃(むじゅうしょねはん)」という涅槃(さとり)です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...村長につれられて夥(おびたゞ)しく荒廃したその無住の寺の山門へと入つて来た...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...しかも近年無住になっていたとかで...
中谷宇吉郎 「壁画摸写」
...無住になった寺方じゃ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...無住の尼寺に入って泊っても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――そこで曲者は死骸を無住の尼寺に運び...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼らが前に占有していた土地はしばらくの間は無住の地となる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...平常はつまり「無住心」なのである...
柳宗悦 「改めて民藝について」
...つとにシナへ渡って当時無住の「月落烏啼」の蘇州寒山寺の住職となり...
山本笑月 「明治世相百話」
...久しく無住の荒れ寺となって...
夢野久作 「名娼満月」
...御坊さんは少時(しばらく)無住(むじう)であつたが...
與謝野寛 「蓬生」
...無住の山寺といっていい程な荒れかただ...
吉川英治 「大岡越前」
...いくら無住同様な寺にせよ...
吉川英治 「私本太平記」
...無住の山水に籍をおいて...
吉川英治 「新書太閤記」
...いわば天涯無住の集まりでも...
吉川英治 「新・水滸伝」
...この無住の山荘へ来てから...
吉川英治 「親鸞」
...宿とした無住の山寺では...
吉川英治 「人間山水図巻」
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