...全市の半數以上が無住になつてしまつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一久しく無住(むぢゆう)であつたH村の長昌院には...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...無住にして置いた間に出来た金や...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...原庭の大法寺=あの無住になつて居る荒寺=の經藏(きやうざう)に手を入れさせるがいゝ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...寺といふよりは無住の庵室で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...無住の尼寺に入って泊っても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お藥園(やくゑん)裏の無住の尼寺の外にはない」「なるほどね...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...きのうまで無住寺(でら)の墓場のあった個所は...
林不忘 「あの顔」
...久しく無住のままになっていた北塔の四階へ移された...
久生十蘭 「カストリ侯実録」
...冬は零下四十八度まで下るので空寂たる無住の凍原となり...
久生十蘭 「新西遊記」
...プリンクという南極氷原特有の光暈で彩られた無住の寒帯が...
久生十蘭 「南極記」
...丸で無住のお寺を見たようになって...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...未知のまたは無住の国々に移民を送ったのである1)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...彼らが前に占有していた土地はしばらくの間は無住の地となる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...無住(むじゅう)の廃寺にきしる戸の響きは...
柳宗悦 「民藝四十年」
...まるで無住の廃寺のようにみえるが...
山本周五郎 「ひとでなし」
...無住な伽藍(がらん)も同じ空屋敷(あきやしき)……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...流々(るる)に任す無住の浪人...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索