...旅人達が休み場として用いる無住の小舎で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...「無住処」とは、住処すなわち住する処(ところ)なき涅槃という意味で、他の語でいえば「生死(まよい)に住せず、涅槃(さとり)に住せず」という意味がこの「究竟涅槃」です...
高神覚昇 「般若心経講義」
...一久しく無住(むぢゆう)であつたH村の長昌院には...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...無住にして置いたので...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...ちかごろは無住で...
中里介山 「大菩薩峠」
...無住の庵室に住んで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...無住の尼寺に入って泊っても...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――そこで曲者は死骸を無住の尼寺に運び...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「無住心を仏心という」と大珠慧海の「頓悟入道要門論」にあるが...
柳宗悦 「改めて民藝について」
...つとにシナへ渡って当時無住の「月落烏啼」の蘇州寒山寺の住職となり...
山本笑月 「明治世相百話」
...御坊さんは少時(しばらく)無住(むじう)であつたが...
與謝野寛 「蓬生」
...そして無住(むじゅう)どうようになっていたので...
吉川英治 「神州天馬侠」
...無住の山水に籍をおいて...
吉川英治 「新書太閤記」
...いわば天涯無住の集まりでも...
吉川英治 「新・水滸伝」
...この無住の山荘へ来てから...
吉川英治 「親鸞」
...称して無住心剣夕雲(せきうん)流といっている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...天涯無住の御浪人でね……」「ウム...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...無住な伽藍(がらん)も同じ空屋敷(あきやしき)……...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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