...無一文で一人暮らしするのは大変だ...
...彼は無一文で生きることを覚えた...
...結婚する前は無一文だったが、今では裕福に暮らしている...
...昔は無一文だったが、今では大富豪になったという話を聞いた...
...高卒で無一文の彼が起業し、成功を収めた...
...職業から放れて無一文(もん)になっていてもいい...
有島武郎 「或る女」
...草河口を回って全くの無一文で三週間ぶりに旅順へ帰ってきた...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...彼はまったく無一文になったのだった...
海野十三 「幸運の黒子」
...併し懐中無一文の武者修業...
江見水蔭 「怪異黒姫おろし」
...……君には言はなかつたが此四五日なんか全く無一文だからやり切れ無いだらう...
高濱虚子 「俳諧師」
...殊に五十嵐家の遺産といつては殆ど透が蕩盡してしまつて全く無一文といふ有樣だから...
高濱虚子 「俳諧師」
...私はほとんど無一文といっていい状態であった...
太宰治 「帰去来」
...もとの無一文になる筈である...
太宰治 「東京八景」
...句集半切代入手、払うて買うて、すぐまた無一文...
種田山頭火 「其中日記」
...無一文! 煙草も喫へなくなつた...
種田山頭火 「其中日記」
...「無一文になったら...
豊島与志雄 「或る作家の厄日」
...無一文のままで年末と正月とを迎えねばならなかった...
豊島与志雄 「好意」
...私は無一文になると...
豊島与志雄 「自由人」
...無一文な者にとっての金銭...
豊島与志雄 「必要以上のもの」
...私の頭の中はもはや無一文だ...
中原中也 「散歩生活」
...オーストラリアから傷心の無一文で帰国したとき...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...一人ぼっちで、友達もなく、無一文で、人口四百万のロンドンで、まさしく惨めのどん底だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...それから十四の年(とし)にO市の感化院を脱出(ぬけだ)して無一文で女郎買いに行った...
夢野久作 「超人鬚野博士」
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