...無一文で一人暮らしするのは大変だ...
...彼は無一文で生きることを覚えた...
...結婚する前は無一文だったが、今では裕福に暮らしている...
...昔は無一文だったが、今では大富豪になったという話を聞いた...
...高卒で無一文の彼が起業し、成功を収めた...
...無一文で横浜へ畳屋のきわさんが世話してくれたのは...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...然しそんなところへ行くにも餘り無一文である...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それも先日使い果してしまったので今はもうネタについては全くの無一文の状態にあった...
海野十三 「軍用鼠」
...私は無一文で婚礼の式を挙げたのである...
太宰治 「東京八景」
...彼女はいまの廻転(タアニング)に負けて無一文になったのだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...お互に無一文だからしばらく無駄話をして...
種田山頭火 「其中日記」
...ほんにまつたく無一文となつた! めづらしいことではないが...
種田山頭火 「其中日記」
...また無一文になつてしまつた...
種田山頭火 「其中日記」
...無一文のはかなさ...
種田山頭火 「旅日記」
...――夕方帰庵したけれど、濡れた着物を乾かす火もなく、空いた腹を充たす米もない、そして無一文、無一物だ、――暮羊君を徃訪する、私を待つてゐてくれたが今日は実家へ行きました、と奥さんが残念さうにいはれる、詮方なく街へ出てW店に腰をおろす、酒を借り飯をよばれ、はては泊めて貰つた!四月四日曇、霰が降つた、晴...
種田山頭火 「道中記」
...無一文になった彼女を少しも気の毒とも思わないでそのまま見棄てて行ってしまった無情な無頼漢である...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...そして娘はほとんど無一文の状態で残されたらしかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...娘がひどいけがをしているのに無一文なのでございます...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その時奴は無一文だ...
H・ビーム・パイパー H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」
...無一文で暮すには...
林芙美子 「浮雲」
...凡(およ)そ大阪にて無一文の時二...
福田英子 「妾の半生涯」
...しばらく無一文状態も加って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それから十四の年(とし)にO市の感化院を脱出(ぬけだ)して無一文で女郎買いに行った...
夢野久作 「超人鬚野博士」
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