...沢村君の厚意は無になるが...
芥川龍之介 「上海游記」
...この恐怖の有無になると...
芥川龍之介 「出来上った人」
...犯人を捉える手掛りが皆無になる訳ですからね...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...船に積まれた御馳走の皆無になるまで二人は嵐山の山影を浴びて前途の希望を語り合った...
高浜虚子 「子規居士と余」
...有が無になるような大事件ではなく...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...然し、死んだとて、わしの志は、無になるまい...
直木三十五 「南国太平記」
...全宇宙が無になるような問題に対しては...
中谷宇吉郎 「露伴先生と神仙道」
...僕の志は無になる...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...横光氏曰ク「義理人情の前に無になる覚悟が必要云々」と...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...せっかくのこっちの好意がかえって無になる...
吉川英治 「親鸞」
...死者の借金が無になる許(ばか)りでなく...
若杉鳥子 「ある遊郭での出来事」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??