...僕の好意を無にしてはいけませんよ...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「あの顔」
...師匠の志を無にしておった...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...物慾皆無にして、諸道具への愛着の念を断ち切り涼しく過し居れる人と、形はやや相似たれども、その心境の深浅の差は、まさに千尋なり...
太宰治 「花吹雪」
...何にしても菅野の姉さんが折角そう云って来てくれた好意を無にしては...
谷崎潤一郎 「細雪」
...数々の犠牲を払って迄も庇(かば)ってやった好意を無にして...
谷崎潤一郎 「細雪」
...澄太君の温情を無にして申訳ないけれど...
種田山頭火 「其中日記」
...無にして限定する無の自己限定が考えられなければならない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...無にして限定するということが実は自覚ということの...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...自分の好意を無にして...
直木三十五 「南国太平記」
...益満さんの厚意を無にして――」深雪は...
直木三十五 「南国太平記」
...お角親方の好意を無にしてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...七年の苦学を無にして田夫野人(でんぷやじん)と共に耒鋤(らいじょ)を執(と)り...
福田英子 「妾の半生涯」
...芭蕉に似たる俳句に至りては幾百千年の間絶無にして稀有(けう)なり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...食慾の進むに任せて無闇(むやみ)に多食したりするようでは医者の尽力を無にしてしまう...
村井弦斎 「食道楽」
...母君を何も残らぬ無にしておしまいになったことで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この世の幸福も未来の幸福も共に無にしてしまうことになる...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...生命を無にして後悔することもないのであります...
横光利一 「我等と日本」
...折角の好意を無にしては悪いから」「なにが好意なものか...
吉川英治 「三国志」
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