...醸造業者の利益を完全に無くするのではないにしても...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...それを三週間で使い果すか無くするかしてしまった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...うっかり女の誘惑に乗ると帰りの旅費まで無くする恐れがあるので...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...学位に関するあらゆる不祥事を無くする唯一の方法は...
寺田寅彦 「学位について」
...そうして後難を無くするという事は新しい飛行機の数を増すと同様にきわめて必要なことであろうと思われる...
寺田寅彦 「災難雑考」
...この損失は全然無くすることは困難であるとしても半分なり三分の一なりに減少することは決して不可能ではないのである...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...船も私の心をなるたけ動かすまいとするように音も無くすべった...
徳永保之助 「洪水のように」
...物の遠近を無くする空虚が拡がっていた...
豊島与志雄 「囚われ」
...無我というのは我を無くすことだ...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...つまり我を無くすのじゃなくて最初から我を無視した...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...「私の『身分』を無くすると...
久生十蘭 「ノア」
...忠誠心を無くすほどの不平・不満に...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...吝(お)しげも無くすてて了って...
本庄陸男 「石狩川」
...斯ういう工合にしたら窮屈で無くすむであろうと思うた事がある...
正岡子規 「死後」
...川柳に……三人で三分無くする知恵を出し……というのがあるが...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...世のすべての知性の努力は換算率を無くすることに使用されているのだが...
横光利一 「欧洲紀行」
...宮子の誇りを無くするためには...
横光利一 「上海」
...理詰で無くすることも出来ない...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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