...安らかに恙なく天から地に屆く人通りはまるで無い...
千家元麿 「自分は見た」
...どうも話題が無い...
太宰治 「佳日」
...そんな当りさわりの無い...
太宰治 「家庭の幸福」
...見あげると、その崖のうえには、やしろでもあるのか、私の背丈くらいの小さい鳥居が立っていて、常磐木(ときわぎ)が、こんもりと繁り、その奥ゆかしさが私をまねいて、私は、すすきや野いばらを掻(か)きわけ、崖のうえにゆける路を捜したけれども、なかなか、それらしきものは見当らず、ついには、崖の赤土に爪を立て立て這い登り、月の輪の無い熊、月の輪の無い熊、と二度くりかえして呟いた...
太宰治 「狂言の神」
...「僕、本当はねえ、あったんだけれど、今は無いの...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...もう無いものと、諦めていたのが、出来たから、ひどく喜んだらしいが、病弱で、育つか、育たぬか分らなかったらしい...
直木三十五 「死までを語る」
...パッカリと二つあいていて眉毛は無い...
中里介山 「大菩薩峠」
...「何が変なんだ」「殺し手が無いとなると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それからお照さんの手で戸を締めて寢た樣子だ」「その後は?」「私は知らぬ――と申す外は無いな...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...心中話を持ちかける外は無い...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少しも怖がることは無いよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それが悪るいと小言をいふたら何の私にも家が有ますとて出て来るが宜からうでは無いか...
樋口一葉 「十三夜」
...救済の見込みは無い...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...解剖は決して死者に對する禮を缺くものでは無いと主張するのであツた...
三島霜川 「解剖室」
...醉月が忙しいばかりでは無い...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...「知らん事故爲方も無いが...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...そんな事でふさぐと言う手は無いですよ...
三好十郎 「好日」
...轟 冗談ぢや無い! 投資してくれりや一年の間にや五倍にして返すがな...
三好十郎 「地熱」
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