...島津齊彬(なりあきら)公其の眼光(がんくわう)烱々(けい/\)として人を射(い)るを見て凡(ぼん)人に非ずと以爲(おも)ひ...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...湖州の前人を凌駕(りようが)する所以はこの人間全体を指摘した烱眼に存してゐる...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...如何に彼が其直覚的烱眼に於て...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...直覚的烱眼を有したりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...さすがに烱眼(けいがん)で...
海野十三 「地球発狂事件」
...この烱眼(けいがん)なる記者は...
海野十三 「地球発狂事件」
...然(しか)れども彼は一方においては事物の真相を察する烱眼(けいがん)あるに係(かかわ)らず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...欧洲の活局を洞観するの烱眼(けいがん)に到りては...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼がマルクス主義=唯物史観に接近したのは単に一人の烱眼な歴史哲学者の同情心からに過ぎなかった...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...けれども注意と烱眼(けいがん)とをもって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...烱眼(けいがん)よく人世必要の機微をとらえ...
長谷川時雨 「大橋須磨子」
...これほど機敏で洞察力に恵まれた烱眼の持主は...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...而も彼の烱眼(けいがん)は早くより平八郎の豪傑なるを看取せり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...いかに謙信の烱眼(けいがん)でもまだ分明していないわけである...
吉川英治 「上杉謙信」
...「おそろしい烱眼(けいがん)だ...
吉川英治 「新書太閤記」
...その烱眼(けいがん)で見こしていた上の承諾であることはいうまでもない...
吉川英治 「新書太閤記」
...あなたの烱眼(けいがん)をもって...
吉川英治 「新書太閤記」
...禁裡(きんり)の森やら凌烱閣(りょうけいかく)の瑠璃瓦(るりがわら)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
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