...島津齊彬(なりあきら)公其の眼光(がんくわう)烱々(けい/\)として人を射(い)るを見て凡(ぼん)人に非ずと以爲(おも)ひ...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...」「軍司令官閣下の烱眼(けいがん)には驚きました...
芥川龍之介 「将軍」
...「そりゃ君ほど烱眼(けいがん)じゃないが...
芥川龍之介 「路上」
...陳烱明は何にも分らないただの軍人なのだが...
大杉栄 「日本脱出記」
...嗚呼劫火烱然として一たび輝けば...
高山樗牛 「人生終に奈何」
...兜の眉庇(まゆびさし)とすれ/\になっているために一層険(けわ)しく烱々(けい/\)と輝やき...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...漸(ようや)く烱眼(けいがん)卓識なる士人の間に流布(るふ)し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...そしてその実体――艶のないくすんだ薄い毛並、烱々たる眼光、つき出た口、長い手足、その全体が、人間に似ているばかりでなく、人間の最も下等な何物かを象徴しているのだ...
豊島与志雄 「オランウータン」
...二 スコーフレール親方の烱眼(けいがん)町はずれに...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...眼光のみ徒らに烱々として...
中島敦 「山月記」
...烱眼(けいがん)よく人世必要の機微をとらえ...
長谷川時雨 「大橋須磨子」
...ぬっと半身を浮かべたベルレーヌの烱烱とした眼光が...
横光利一 「旅愁」
...いかに謙信の烱眼(けいがん)でもまだ分明していないわけである...
吉川英治 「上杉謙信」
...それとて日本左衛門の烱眼(けいがん)にさえ...
吉川英治 「江戸三国志」
...烱眼(けいがん)な藤孝は...
吉川英治 「新書太閤記」
...公卿堂上中(くげどうじょうちゅう)のさる方々とも」「何のために?」「ご烱眼(けいがん)も届きませぬか...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...武蔵の烱々(けいけい)と光っている異様な眼ざしだの...
吉川英治 「宮本武蔵」
...烱々(けいけい)と光る眼が...
吉川英治 「山浦清麿」
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