...島津齊彬(なりあきら)公其の眼光(がんくわう)烱々(けい/\)として人を射(い)るを見て凡(ぼん)人に非ずと以爲(おも)ひ...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...其烱眼を早くも天下の大勢に注ぎたり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...彼の烱眼は此点に於ても...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...陳烱明は何にも分らないただの軍人なのだが...
大杉栄 「日本脱出記」
...423【1】1.彼の烱眼は何一つ見のがさぬ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...烱々(けいけい)として強く凄(すさま)じく...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...彼が余り烱眼家(けいがんか)たりし罪に坐するのみ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...然(しか)れども彼は一方においては事物の真相を察する烱眼(けいがん)あるに係(かかわ)らず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...批評家に欠くことの出来ない警抜さと烱眼とを持たなかった...
戸坂潤 「読書法」
...そしてその実体――艶のないくすんだ薄い毛並、烱々たる眼光、つき出た口、長い手足、その全体が、人間に似ているばかりでなく、人間の最も下等な何物かを象徴しているのだ...
豊島与志雄 「オランウータン」
...青い烱々(けいけい)たる眼と...
野村胡堂 「楽聖物語」
...烱眼(けいがん)よく人世必要の機微をとらえ...
長谷川時雨 「大橋須磨子」
...思い定めた一旦(いったん)の意志が烱光(けいこう)を放つのだ...
本庄陸男 「石狩川」
...籾山氏の烱眼は夙に久保田君の作品の地方色を明確に認めて居られたものと思はれる...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...而も彼の烱眼(けいがん)は早くより平八郎の豪傑なるを看取せり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...別段烱々(けいけい)たる眼光を持っているわけでもないし...
吉川英治 「剣の四君子」
...あなたは湖北に隠れなき烱眼洞察(けいがんどうさつ)の士と聞いていますが...
吉川英治 「三国志」
...烱々(けいけい)たる眸...
吉川英治 「三国志」
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