...やつはもうそれで恥辱の烙印を押されたんだから...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...肩に三つ烙印(らくいん)の文字だ...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...烙印(らくいん)を押されかつ反撥したるこの謎(なぞ)のごとき言葉に対する時...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...代助の方は金(きん)の吸口(すひくち)を四五本手烙(てあぶり)の中(なか)へ並(なら)べた...
夏目漱石 「それから」
...炮烙灸(ほうろくぎゅう)と...
夏目漱石 「門」
...其所(そこ)に(ほのお)に似(に)た烙印(やきいん)を受(う)けた...
夏目漱石 「門」
...一度烙印を捺された三十郎の記憶は...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...これは心の上にじゆッと焼きつけられた烙印のやうなものだ...
北條民雄 「重病室日誌」
...火烙りされた諸々の種子も一度び神聖なる処女の肉体に温めらるゝならば...
牧野信一 「痴酔記」
...それを先(ま)ず厚皮を剥(む)いて中の実ばかりこの通り炮烙で炒ります」客「なるほど...
村井弦斎 「食道楽」
...父が手ずから烙印(やきいん)をするのをじっと見ていて...
森鴎外 「山椒大夫」
...逃亡の企てをしたものには烙印(やきいん)をする...
森鴎外 「山椒大夫」
...烙印(らくいん)を押したものである...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...赤楽風(あからくふう)の柄附(えつき)の焙烙(ほうろく)を作る...
柳宗悦 「現在の日本民窯」
...表に「二階堂」裏に「荷駄組」と烙印(やきいん)した手脂でひかッている分厚い鑑札(かんさつ)を兵に見せて通って来たのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...童心(どうしん)につよく烙(や)きつけられてある...
吉川英治 「宮本武蔵」
...この言葉は今でも自分の耳に烙(や)きついている...
和辻哲郎 「岡倉先生の思い出」
...年少のころより眼の底に烙きついているストゥックのベエトォフェンの面を思い出す...
和辻哲郎 「ベエトォフェンの面」
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