...門人と為ることを得たり...
芥川龍之介 「僻見」
...為る事成す事思ふ壺に篏つて...
石川啄木 「菊池君」
...為たい事はどし/\構はず為るさ...
伊藤野枝 「惑ひ」
...もし一歩これを誤れば即ちかのカイゼルの汎独主義と為る...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...亀化して、女と為る...
高木敏雄 「比較神話学」
...其身又囚人と為る...
太宰治 「右大臣実朝」
...乃(すなわ)ちその弟子と為ること...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...一旦降りて人の臣属弟子と為る...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...何時其の廃黜する所と為るを知る可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...而も西郷侯は彼れの傀儡と為る如き痴人に非ずして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...其早晩自由党の大問題と為るに至る可きは自然の数なり今や自由党の現内閣に対する不平漸く長ずるを認むるに於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...そこでその後方をシリヘというのはこれは誰れでも合点が行き易いがその羊蹄をシと為るのはまず一般の人々には解り憎くかろうと想像するが...
牧野富太郎 「植物記」
...王相の『雅述』にいわく兎は潦を以て鼈と為(な)り鼈は旱を以て兎と為る...
南方熊楠 「十二支考」
...ついに太虚に入りて晴天と為る」...
南方熊楠 「十二支考」
...蛟千年化けて竜と為る〉...
南方熊楠 「十二支考」
...〈狙(ひんそ)を以て雌と為る〉と雌雄を異種に見立てたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...さうして同志と為る弟子たちが少ない...
柳田國男 「ひじりの家」
...』と、又声が為る...
與謝野寛 「蓬生」
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