...職人の為る事を見てゐた様であつた...
石川啄木 「天鵞絨」
...其の女コデと為ることを御請すれば...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...亀化して、女と為る...
高木敏雄 「比較神話学」
...鬼事(おにごと)を為る時...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...商売を為るとか言つて...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...で、これからと言ふものは、重右衛門は全く身を持崩して了つたので、女郎買を為(す)るばかりではない、悪い山の猟師と墾意に為(な)つて、賭博(ばくち)を打つ、喧嘩を為る、茶屋女を買ふ、瞬(またゝ)く間にその残つて居る田地をも悉(こと/″\)く人手に渡して、猶(なほ)其上に宅地と家屋敷を抵当に、放蕩費(はうたうひ)を借りようとして居るのだが、誰もあんな無法者に金を貸して、抵当として家屋敷を押へた処が、跡で何んな苦情を持出さぬものでもないと、恐毛(おぞけ)振つて相手に為(せ)ぬので、そればかりは猶其後少時(しばし)、かれの所有権ある不動産として残つて居た...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...一生懸命に為る積なら...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...……己(おれ)が政府(おかみ)の厄介に為らうが為るまいが...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...其早晩自由党の大問題と為るに至る可きは自然の数なり今や自由党の現内閣に対する不平漸く長ずるを認むるに於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...手前達の内に良くねエ企らみを為る奴があるので...
羽志主水 「監獄部屋」
...えゝもう為るやうに為れつと...
牧野信一 「〔婦人手紙範例文〕」
...俺は何を為る気力もなくなつて……」倉市「お医者は未だ俺達に気づかぬやうだね...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...そこでその後方をシリヘというのはこれは誰れでも合点が行き易いがその羊蹄をシと為るのはまず一般の人々には解り憎くかろうと想像するが...
牧野富太郎 「植物記」
...梧桐(ごどう)一葉(いちよう)落(おつ)の意を詠じなば和歌にても秋季と為るべし...
正岡子規 「俳諧大要」
...王相の『雅述』にいわく兎は潦を以て鼈と為(な)り鼈は旱を以て兎と為る...
南方熊楠 「十二支考」
...蛟千年化けて竜と為る〉...
南方熊楠 「十二支考」
...小人は虫と為り沙と為る〉...
南方熊楠 「十二支考」
...相伝う鶏はもと朱氏の翁化してこれと為ると〉...
南方熊楠 「十二支考」
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