...男の為ることは馬鹿々々しい程無邪気に女には見えます...
伊藤野枝 「新らしき婦人の男性観」
...もし一歩これを誤れば即ちかのカイゼルの汎独主義と為る...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...随つて何事を為るにもたゞ自分一身の利害損得から割り出して計画せざるを得ぬ様になつてしまふ...
丘浅次郎 「人類の将来」
...廿余町悉く灰燼と為る...
太宰治 「右大臣実朝」
...中々大した事業をも為るし...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...流れて虚偽刻薄と為るを以て...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...井上伯が嘗て官吏と為るの外には潰ぶしの利かぬ男なりと評せしほどの自然的吏人にして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...侯は固より其後を受くるを躊躇するものに非ず独り自ら現状打破の主動力と為るは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...どうか為るだろうと思ってます」「その外に親類はないんですか」「叔母が一人ありますがな...
夏目漱石 「それから」
...変だなんて言いがかりを為るのが余り拗(くど)いので...
羽志主水 「越後獅子」
...手前達の内に良くねエ企らみを為る奴があるので...
羽志主水 「監獄部屋」
...俄(にわか)に大きな学塾に為ると同時に入学生の数も次第に多く...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...しかし実際家は理想を欠くが故に其為る所は動もすれば委下瑣末に流れて生存に役せられてゐる...
二葉亭四迷 「旅日記」
...ついに太虚に入りて晴天と為る」...
南方熊楠 「十二支考」
...蛟千年化けて竜と為る〉...
南方熊楠 「十二支考」
...すなわち雄を転じて雌と為る...
南方熊楠 「十二支考」
...久しくしてすなわちまた化して燕と為る〉)...
南方熊楠 「十二支考」
...日向に移住して来て既に十七代に為る...
柳田國男 「ひじりの家」
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