...男の為ることは馬鹿々々しい程無邪気に女には見えます...
伊藤野枝 「新らしき婦人の男性観」
...もし一歩これを誤れば即ちかのカイゼルの汎独主義と為る...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...吾は汝の妻に為る可き女に非ず...
高木敏雄 「比較神話学」
...鬼事(おにごと)を為る時...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...放蕩(はうたう)で後悔を為るどころか一層大胆に悪事を行つて...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...……己(おれ)が政府(おかみ)の厄介に為らうが為るまいが...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...尋で進歩党と合同して憲政党と為るや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...称して民党と謂ふ彼れの代議士と為るや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...俄(にわか)に大きな学塾に為ると同時に入学生の数も次第に多く...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...しかし実際家は理想を欠くが故に其為る所は動もすれば委下瑣末に流れて生存に役せられてゐる...
二葉亭四迷 「旅日記」
...遂に常道を失するやうに為る...
二葉亭四迷 「未亡人と人道問題」
...俺は何を為る気力もなくなつて……」倉市「お医者は未だ俺達に気づかぬやうだね...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...梧桐(ごどう)一葉(いちよう)落(おつ)の意を詠じなば和歌にても秋季と為るべし...
正岡子規 「俳諧大要」
...王相の『雅述』にいわく兎は潦を以て鼈と為(な)り鼈は旱を以て兎と為る...
南方熊楠 「十二支考」
...ついに太虚に入りて晴天と為る」...
南方熊楠 「十二支考」
...蛟千年化けて竜と為る〉...
南方熊楠 「十二支考」
...〈狙(ひんそ)を以て雌と為る〉と雌雄を異種に見立てたのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...さうして同志と為る弟子たちが少ない...
柳田國男 「ひじりの家」
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