...彼れの為すところは...
有島武郎 「描かれた花」
...男子の為すところなんぞ女子に為し能(あた)わざるの訳あらんやと力(りき)んでみても...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...むしろこれから為すところあらんとしつつある諸君青年達の世界ではないか...
大隈重信 「青年の天下」
...将軍もほとんど為すところを知らなかった(この驚きのために将軍は死んだのだと世間では悪口をいうが...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...将来必ず事を為すところの人物であり...
大隈重信 「東洋学人を懐う」
...耻ずべき変態性慾者や色情狂者の為すところと混同してはいけない...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...外部の刺戟や内部の衝動によってその人が為すところの...
豊島与志雄 「文学に於ける構想力」
...運命の為すところだと見ねばなるまい...
永井荷風 「葛飾土産」
...明治時代の裏面を流れていた或思潮の為すところであろう...
永井荷風 「西瓜」
...事の露(あらわ)れんとするや姦婦姦夫倶(とも)に為すところを知らず...
永井荷風 「桑中喜語」
...右の手の為すところ左の手これを知るべからず...
永井隆 「この子を残して」
...お松はただこの奇異なる人の為すところを夢見るような心持で見て...
中里介山 「大菩薩峠」
...いたずら者の為すところに...
中里介山 「大菩薩峠」
...道庵先生の為すところのすべてが異様にも異常にも感ぜられるのだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼等の為すところは...
中里介山 「大菩薩峠」
...真理以外に自己の一切の内的・外的装飾を不用と為すところの平民的人物であり...
矢内原忠雄 「読書と著書」
...ここにもまたこのようにおのれの為すところを「是なり」と信ずる人がいる...
山本周五郎 「新潮記」
...便便として為すところなき梶自身の無力さに対する嫌悪や...
横光利一 「微笑」
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