...「点頭」は熟語ではありません...
...いかにも本当であるといふことを点頭(うなづ)かせる...
田山録弥 「脱却の工夫」
...そのことになるといつも全く沈黙して了ふのであると点頭(うなづ)けて来たやうな気がした...
田山録弥 「父親」
...さっきの端書の又後に来たのか」芳子は点頭(うなず)いた...
田山花袋 「蒲団」
...困つちやつた――何うして好いかわかんなくなつたゞ……』『ふむ――』正木はかう点頭いて見せた...
田山録弥 「船路」
...この縁談はまず辞(ことわ)ッてやろうかと思います」ト常に異(かわ)ッた文三の決心を聞いてお政は漸(ようや)く眉を開いて切(しき)りに点頭(うなず)き...
二葉亭四迷 「浮雲」
...」私は同じやうに点頭いたのである...
牧野信一 「秋・二日の話」
...」雪子は点頭いたが...
牧野信一 「熱い風」
...快心の点頭きを示した...
牧野信一 「或る日の運動」
...」と私は点頭いた...
牧野信一 「鱗雲」
...うつかり神妙に点頭いたりしたならば...
牧野信一 「小川の流れ」
...さう――」とフロラは深重に点頭いた...
牧野信一 「ガール・シヤイ挿話」
...解るといふ風に点頭いた...
牧野信一 「蝉」
...」と僕は点頭(うなず)いた...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...」と点頭いた...
牧野信一 「毒気」
...ぼんやり点頭いた...
牧野信一 「毒気」
...勿体らしく点頭いた...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...」と依頼の点頭きを示した...
牧野信一 「余の倅に就いて」
...あの赤い鳥は逃げたので御座いますか」王はニコニコ笑いながら点頭(うなず)いた...
夢野久作 「白髪小僧」
便利!手書き漢字入力検索