...「点頭」は熟語ではありません...
...そのことになるといつも全く沈黙して了ふのであると点頭(うなづ)けて来たやうな気がした...
田山録弥 「父親」
...Nは訝し気に点頭(うなづ)いた...
牧野信一 「秋晴れの日」
...ただ空に点頭くだけだつた...
牧野信一 「熱い風」
...」「……」お蝶は点頭いた...
牧野信一 「お蝶の訪れ」
...折りに触れては互いにひそひそと耳打ちを交して点頭(うなず)いたり冷笑を浮べてどうかすると互いの肩を打つ真似をした...
牧野信一 「鬼涙村」
...はつきり点頭いてゐたから約束通り僕は今迄停車場で待つてゐたんですよ...
牧野信一 「競馬の日」
...わけもなくうむ/\と点頭いてゐた...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...軽く点頭いたゞけであつた...
牧野信一 「痴酔記」
...笑顔をもつて点頭いて見せた...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...」と彼は軽く点頭(うなづ)いた...
牧野信一 「父を売る子」
...良子は無邪気さうに点頭いて薄ら笑ひを浮べてゐた...
牧野信一 「毒気」
...「あゝ――」Aは慣れた顔で点頭き...
牧野信一 「読書と生活」
...努めて邪念なさ気に点頭(うなづ)いた...
牧野信一 「渚」
...点頭きながらうつむいてしまつた...
牧野信一 「南風譜」
...之を誦して児童走卒も亦点頭するの工夫に至ては...
山路愛山 「詩人論」
...眼を丸くしたまま点頭(うなず)いた...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...その鼻の先で鬚武者が今一度点頭(うなず)き合った...
夢野久作 「斬られたさに」
...」私がさう云ふと女は微かに点頭いてかう云つた...
吉井勇 「酔狂録」
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