...「点頭」は熟語ではありません...
...いへば鷲郎もうち点頭(うなず)き...
巌谷小波 「こがね丸」
...文人は文人同志で新思想の蒟蒻屋問答や点頭き合いをしているだけで...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...私にまかしていただけますまいか」秀英は点頭(うなず)いた...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...」「ええ!」と青年は強く点頭(うなず)いた...
豊島与志雄 「湖水と彼等」
...平次が点頭(うなず)いたことは言うまでもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...何か意味あり気にひとりで点頭いた...
牧野信一 「明るく・暗く」
...さう――」とフロラは深重に点頭いた...
牧野信一 「ガール・シヤイ挿話」
...平然と点頭いてゐた...
牧野信一 「ガール・シヤイ挿話」
...私の眼前で作成した楽焼なども貰つたこともあるので一応は点頭いたが「小説よりも――」は可笑しいと首を傾けた...
牧野信一 「彼に就いての挿話」
...」「うむ――」と彼は大きく点頭いたが...
牧野信一 「奇友往来」
...解るといふ風に点頭いた...
牧野信一 「蝉」
...そして極くかすかに点頭(うなづ)いた...
牧野信一 「センチメンタル・ドライヴ」
...酷く感心したやうに点頭いた...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...しめたぞ……と点頭きます...
牧野信一 「フアウスト」
...花は茎梢(けいしょう)に一花ないし数花点頭(てんとう)して咲き...
牧野富太郎 「植物知識」
...そしてその種名の cernua は点頭(てんとう)...
牧野富太郎 「植物知識」
...そうして二人とも小供のように犬田博士の顔を凝視したまま点頭(うなず)いた...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...なおも悠々と念入りに点頭(うなず)き直してしまった...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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