...会場を点綴する装飾をしましょう...
...景色を点綴する雲が美しかった...
...服装を点綴するアクセサリーが必要だ...
...デザートにはフルーツを点綴してください...
...文章を点綴するために、彼は語彙を増やした...
...所々に枯木や茅舎を点綴した冬の大原野は...
石川啄木 「雪中行」
...それを点綴(てんてい)して季の句が過半数を占めておる...
高浜虚子 「俳句への道」
...褐色の連続を点綴(てんてつ)する立看板の林――大学眼薬...
谷譲次 「踊る地平線」
...まだらに白壁(しらかべ)の点綴(てんてつ)する素朴(そぼく)な田舎家(いなかや)の集団を成しているのが見える...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...それを点綴する麦田(此地方は麦よりも菜種を多く作る)その間を流れてくる川一すぢ...
種田山頭火 「行乞記」
...しかし渓流が処々に山村を点綴して...
田山花袋 「耶馬渓の一夜」
...ほんの処々に何かの黄葉を点綴してゐるだけである...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...庭の木立ちを点綴(てんてつ)しているのを見て...
寺田寅彦 「庭の追憶」
...碧蕪(へきぶ)疎林(そりん)その間を点綴(てんてい)し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...或いは赤松・糸杉などの樹林が点綴し...
野上豊一郎 「エトナ」
...ひろい茅原(かやはら)のなかに点綴(てんてつ)するアメリカ村の赤瓦(あかがわら)を眺めながら...
久生十蘭 「キャラコさん」
...ふさふさとした八重の花びらを点綴(てんてつ)している...
火野葦平 「花と龍」
...沿岸を点綴(てんてつ)する村々から出た漁船の群れ...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...一面に小さいまるい濃密な雲の断片で点綴(てんてい)せられている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...ポツリポツリと寂しく人家の燈火が点綴する...
三好十郎 「おスミの持参金」
...然(しか)れども小説中に料理法を点綴(てんてい)するはその一致せざること懐石料理に牛豚の肉を盛るごとし...
村井弦斎 「食道楽」
...遠近の村落が土と同じ灰褐色の壁を木立の間に点綴し...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...榛等の外に種種の雑木が恰も新緑の季節に滴るやうな明媚の色を点綴してゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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