...会場を点綴する装飾をしましょう...
...景色を点綴する雲が美しかった...
...服装を点綴するアクセサリーが必要だ...
...デザートにはフルーツを点綴してください...
...文章を点綴するために、彼は語彙を増やした...
...点綴(てんてつ)して...
泉鏡花 「凱旋祭」
...これに点綴(てんてい)している植物や幾多の小池や残雪やが高山性となって...
高頭仁兵衛 「平ヶ岳登攀記」
...丘陵の灌木と灌木の間を点綴(てんてい)してうねりに沿って...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その間に古風な農家や赤い屋根の洋館が点綴(てんてつ)していると云った風な所で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...門司風景を点綴するには朝鮮服の朝鮮人の悠然たる姿を添へなければならない...
種田山頭火 「行乞記」
...しかし渓流が処々に山村を点綴して...
田山花袋 「耶馬渓の一夜」
...そのほかにもいろいろの景物が点綴(てんてつ)され...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...殆んど湾中を点綴してるといってもよい...
豊島与志雄 「鴨猟」
...米国人フェノロサは明治三十一年小林氏の主催したりし浮世絵展覧会の目録において広重が愛宕山の図につき論じて曰(いわ)く「遠く海を描きて白帆を点綴(てんてつ)したるは巧に軟風を表(あらわ)しまた自(おのずか)ら遠景において光線の反射を示せり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...及びその間に点綴(てんてつ)する勾配(こうばい)の急なる赤き屋根のみ...
夏目漱石 「カーライル博物館」
...煉瓦の壁程急な山腹に蝙蝠(こうもり)の様に吸い付いた人間を二三カ所点綴(てんてつ)した挿画(さしえ)があった...
夏目漱石 「それから」
...妄(みだ)りに理想界の出来事を点綴(てんてつ)したような傾(かたむき)があるかも知れない...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...西北の水平線に白墨を浮かべたような氷山が点綴して...
牧逸馬 「運命のSOS」
...一面に小さいまるい濃密な雲の断片で点綴(てんてい)せられている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「墓地へゆく道」
...丘をはさんで点綴するくさぶき屋の低い軒端から...
宮本百合子 「蚊遣り」
...天井には牡丹形の紅(こう)黄(おう)白色(はくしょく)常盤(ときわ)の緑を点綴(てんてつ)す...
村井弦斎 「食道楽」
...然(しか)れども小説中に料理法を点綴(てんてい)するはその一致せざること懐石料理に牛豚の肉を盛るごとし...
村井弦斎 「食道楽」
...役場の白い壁などが点綴(てんてい)している...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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