...部屋の明かりを全部消して、一つずつ点燈する...
...昨日、公園に行ったら、すでに夜でしたが、美しい花火が点燈されていた...
...大切な顧客が来るので、早めに店舗の看板を点燈しました...
...出発前にライトを点燈して、自転車の明かりがちゃんとつくか確認しておきましょう...
...銅像の前に立ち、懐中電灯を点燈して、隅々まで確認しました...
...これは博覧会に於る点燈装飾のことなのである...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...点燈頃(あかりのつきごろ)の混雑紛れに出ましたけれど...
泉鏡花 「婦系図」
...定例(じょうれい)に拠るとこの場合点燈を許さず...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...いつまでも点燈(とも)しあかしにするやうな贅沢な真似はしない...
薄田泣菫 「茶話」
...従軍同行者と漸次おとずれて点燈後鳴雪翁来給いたり...
高浜虚子 「子規居士と余」
...(点燈...
太宰治 「喝采」
...まだ明るいうちから点燈するのは無駄である以上に暑くもある...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...行ってもいい」これから二人はややしばらく気の置けない雑談に時を過しながら点燈(ひともし)ごろから蠣殻町に出かけていった...
近松秋江 「うつり香」
...しかし店によってはまだいつものように点燈していたにもかかわらず...
寺田寅彦 「破片」
...または訪問の折には欧米共に必フロックコートを着し点燈の頃より燕尾服に着換ふるなり...
永井荷風 「洋服論」
...夕方は五時過でなければ点燈しない...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...たとえば電力や点燈の申込みをしても容易な事では取りかからないが...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...高い脚立(きゃたつ)をかついで駈(かけ)てきた点燈屋(てんとうや)さんも...
長谷川時雨 「明治座今昔」
...日常の手業(てわざ)と名づくべき灌水・割烹・煎茶・点燈の細事にいたるまでも...
福沢諭吉 「学問の独立」
...でもこの巧緻なる日本通の画伯の点燈夫の図に蝙蝠の飛揚丈けは見られなかつたやういま仄かに記憶するが...
正岡容 「旧東京と蝙蝠」
...やがてみんなは点燈所(てんとうしょ)にはいって...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...村の点燈夫(てんとうふ)は雨の中を帰っていった...
横光利一 「赤い着物」
...点燈夫の雨合羽(あまがっぱ)の襞(ひだ)が遠くへきらと光りながら消えていった...
横光利一 「赤い着物」
便利!手書き漢字入力検索