例文・使い方一覧でみる「点出」の意味


スポンサーリンク

...その中に Venus Libentina の信者たる男女(なんによ)を点出したものに過ぎなかつた...   その中に Venus Libentina の信者たる男女を点出したものに過ぎなかつたの読み方
芥川龍之介 「あの頃の自分の事」

...観音の境内や第六区の路地や松屋(まつや)の屋上や隅田河畔(すみだかはん)のプロムナードや一銭蒸汽の甲板やそうした背景の前に数人の浅草娘(あさくさむすめ)を点出して淡くはかない夢のような情調をただよわせようという企図だとすれば...   観音の境内や第六区の路地や松屋の屋上や隅田河畔のプロムナードや一銭蒸汽の甲板やそうした背景の前に数人の浅草娘を点出して淡くはかない夢のような情調をただよわせようという企図だとすればの読み方
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」

...今日の日本特有の所謂ファッショ風景を点出させる根本条件なのである(以下日本のファシズムと云う場合...   今日の日本特有の所謂ファッショ風景を点出させる根本条件なのである(以下日本のファシズムと云う場合の読み方
戸坂潤 「世界の一環としての日本」

...現代のファッショ化したブルジョア哲学の漫画的一風景を点出した点にあるのである...   現代のファッショ化したブルジョア哲学の漫画的一風景を点出した点にあるのであるの読み方
戸坂潤 「読書法」

...余が視界に点出(てんしゅつ)された...   余が視界に点出されたの読み方
夏目漱石 「草枕」

...忘れたる死を不用意の際に点出するから偉大なのである...   忘れたる死を不用意の際に点出するから偉大なのであるの読み方
夏目漱石 「虞美人草」

...ただ夫人の名前だけを二人の間に点出して見た...   ただ夫人の名前だけを二人の間に点出して見たの読み方
夏目漱石 「明暗」

...酒癖の浪人黒川孝蔵を無礼討にするこれがプロローグのように点出されている...   酒癖の浪人黒川孝蔵を無礼討にするこれがプロローグのように点出されているの読み方
正岡容 「我が圓朝研究」

...嘘いつわりではないことが御合点出来たであろうと思うが――」呉羽之介はうっとりと...   嘘いつわりではないことが御合点出来たであろうと思うが――」呉羽之介はうっとりとの読み方
三上於兎吉 「艶容万年若衆」

...坂はなめらかなけいしやで街へつづいて居り街には灯が入つて豆腐売や夕暮のもの騒がしい景色を点出してゐます...   坂はなめらかなけいしやで街へつづいて居り街には灯が入つて豆腐売や夕暮のもの騒がしい景色を点出してゐますの読み方
室生犀星 「ザボンの実る木のもとに」

...」「春二月」の三字にダアトが点出せられてゐる...   」「春二月」の三字にダアトが点出せられてゐるの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...後首の両聯に花火が点出してある...   後首の両聯に花火が点出してあるの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...結二句には二十九歳になつた蘭軒が自己の齢(よはひ)を点出してゐる...   結二句には二十九歳になつた蘭軒が自己の齢を点出してゐるの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...さるにても神田は何故に点出せられてゐるだらうか...   さるにても神田は何故に点出せられてゐるだらうかの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...蘭軒は元旦の詩に梅と書とを点出した...   蘭軒は元旦の詩に梅と書とを点出したの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...壬辰の辰字が点出せられてゐる...   壬辰の辰字が点出せられてゐるの読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...脚色上仮想人物の点出も云う迄もなく...   脚色上仮想人物の点出も云う迄もなくの読み方
吉川英治 「山浦清麿」

...衣裳のことを気にせられる女らしい中宮の面影などを点出しつつこの時の儀式を詳細に描いた後に...   衣裳のことを気にせられる女らしい中宮の面影などを点出しつつこの時の儀式を詳細に描いた後にの読み方
和辻哲郎 「日本精神史研究」

「点出」の読みかた

「点出」の書き方・書き順

いろんなフォントで「点出」


ランダム例文:
飼い葉   大それた望み   脅迫する  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

便利!手書き漢字入力検索

この漢字は何でしょう?

👨話題の人々👩
「推し」を登録

時事ニュース漢字 📺
上納金   線状降水帯   緊急事態  

スポンサーリンク

トップへ戻る