...雪解の水が点々と滴り落ちているあたりを立って...
石川欣一 「可愛い山」
...点々と散在していた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...遠くから見る町並の中に点々と浮き上つて...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...その蔭にあたる河縁(かはぶち)には急ごしらへのバラック建が点々としてゐた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...あちらこちらに点々と抜け毛があり...
R.W. チェンバース R.W. Chambers The Creative CAT 訳 「四風の街」
...檣頭の旗影また点々として見え来たりぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...左へかけて屋の棟が林の中に幾つか点々として見える...
中里介山 「大菩薩峠」
...点々と上って来る...
林芙美子 「新版 放浪記」
...点々とある家に、ランプがともる...
火野葦平 「花と龍」
...一群の黒い岩がその周囲に点々として散在している...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...見渡す限りはるばるとした平原の彼方に三つ四つ点々と瞬いてゐる村里の灯火(ともしび)の中に...
牧野信一 「バラルダ物語」
...南に古い城下町は点々と地図に載る...
柳宗悦 「地方の民藝」
...流れを噛んで点々と黒く見える岩から岩へ...
吉川英治 「剣難女難」
...山間に点々と燃えいぶりだした松明(たいまつ)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...附近の丘にはなお点々と...
吉川英治 「新書太閤記」
...人の住むらしい屋根が点々と望まれてくる...
吉川英治 「新書太閤記」
...廊下に点々と残っていた泥棒の土足のあとを...
吉川英治 「随筆 新平家」
...私の頭の上には咲きほころびた梅の花が点々と輝いている...
和辻哲郎 「「自然」を深めよ」
便利!手書き漢字入力検索