...点々として速く動く燕の群からは...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...電柱が点々と立っている...
梅崎春生 「狂い凧」
...点々と水が滴(したた)る仕掛を作っておいたのだ...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...点々としておびただしいガラスのかけや血海のほかに...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...木の間隠れのあちらこちらに点々と農家が散在して...
橘外男 「逗子物語」
...その白い影(かげ)が点々と...
田中英光 「オリンポスの果実」
...雑草の小さな花が点々と咲いていた...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...点々と軒燈の光りの浮いてる淋しい通りが...
豊島与志雄 「都会の幽気」
...点々として燃えひろがる火でなくてはならない...
中井正一 「図書館法の成立」
...点々とバラックがほのかに黄色を帯び始めた麦の原に浮かんでいる...
永井隆 「この子を残して」
...苺(いちご)のように点々と毛穴が見え...
中島敦 「狼疾記」
...点々と小さい部落の名が書いてある...
中谷宇吉郎 「荒野の冬」
...点々と煙草の焼け跡があつた...
林芙美子 「浮雲」
...地下鉄に沿って点々と膨大な蓄電池が配置されており...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
...足もとに点々と咲いた白い小さな草花を眺めながら...
三好達治 「測量船」
...防風林に囲まれた農家の集落が点々と眺められる...
山本周五郎 「風流太平記」
...点々とふたりの構想を描いて行った...
吉川英治 「新書太閤記」
...順に点々と明け放れて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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