...所謂「脳髄の盲点」の作用だったのである...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...その点はいささか愁眉をひらいたが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...皆がその提灯を点けて来る人はどんな人だらうか...
田中貢太郎 「提燈」
...猫の脚あとが此処彼処(ここかしこ)に点々とする...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...日の強い最高点に...
辻村伊助 「登山の朝」
...その結果を直ぐ老人や子供たちに応用することは出来ないという点では変りがない...
中谷宇吉郎 「兎の耳」
...直接にこの点に「着陸」するのではない...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...上手も下手の真似は出来ないものだ」「なアる」平次の説明は一点の疑いもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そしてこの点では...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...間もなく一家は尊敬の焼点(しょうてん)となりぬ...
福田英子 「妾の半生涯」
...でも弱点があるぞ」テンプルがじれて言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...また絶えず銘記しておかなければならぬ点である...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...多くて四本――その四本の刀尖(とうせん)の交叉(こうさ)する一点を中心に四ツの空間があるのだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...その極点をいって見たらどうだろう...
三宅花圃 「藪の鶯」
...私たちにとって関心をひかれる点は...
宮本百合子 「音楽の民族性と諷刺」
...それは彼が前に現下の最も人心の帰趨に多く関係を持つ思想と犯罪との接触点を検点しようとして...
横光利一 「マルクスの審判」
......
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...肝腎(かんじん)な頼朝をめぐる若い仲間のうちにあった大きな意慾が何であるかなどという点は見のがしていたのである...
吉川英治 「源頼朝」
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