...炳乎(へいこ)たる獨特(どくとく)の文化(ぶんくわ)を有(いう)してゐる...
伊東忠太 「國語尊重」
...今日もなお炳乎(へいこ)として明らかに...
高神覚昇 「般若心経講義」
...綸言炳乎として衆庶の公益...
田中正造 「非常歎願書」
...炳乎(へいこ)として昔から現象世界に実在している...
夏目漱石 「草枕」
...これと同じようにあなた方と云うやはり一箇の団体の意識の内容を検して見るとたとえ一カ月に亘ろうが一年に亘ろうが一カ月には一カ月を括(くく)るべき炳乎(へいこ)たる意識があり...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...炳乎(へいこ)として明らかに刻下(こくか)の我を照(てら)しつゝある探照燈のやうなものである...
夏目漱石 「点頭録」
...これだけは証明する必要もないくらいに炳乎(へいこ)として争うべからざる事実であります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...かくのごとく顕著に灼然炳乎(しゃくぜんへいこ)として遠慮なくはあらわれて来ない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...文筆の炳乎日月の如く後世を照らすとは實に此事を言つたものではなからうか...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...期せずして人を失笑せしめる氏の文章なども「炳乎日月の如く後世を照らす」種類のものかもしれない...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...人類の教師としての孔子の意義が炳乎(へいこ)として現われていると言ってよかろう...
和辻哲郎 「孔子」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??