...炯眼(けいがん)なる私立探偵帆村荘六(ほむらそうろく)に感付かれたが...
海野十三 「空襲葬送曲」
...戸浪三四郎が「一宮かおるの屍体に異常はないか」と聞いたのは炯眼(けいがん)だった...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...そこを老人の炯眼(けいがん)に睨まれたのかもしれない...
海野十三 「深夜の市長」
...謬説世を誤り訛伝(かでん)真を蔽ひ炯眼の士なほかつ之が弁別に苦(くるし)む...
津田左右吉 「史論の流行」
...彼はきわめて炯眼(けいがん)だったので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...要するに其の人に絶せる炯眼を具して...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...炯眼(けいがん)とは...
中里介山 「大菩薩峠」
...とてもそうした威(おど)しでは駄目だと炯眼(けいがん)な女将は見てとった...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...「木造りの食卓また酒を出し得べし炯眼を放ちて自然を見よここに奇蹟あり疑ふ勿れ」で...
牧野信一 「変装綺譚」
...でもそれは一つの炯眼でしたね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...チイット炯眼(けいがん)過ぎやせんか……それは……...
夢野久作 「爆弾太平記」
...こうした炯眼(けいがん)と推理力に心から嘆服(たんぷく)してしまった...
夢野久作 「夫人探索」
...同じ炯眼(けいがん)の士があって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...炯眼(けいがん)なる一八郎も...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「御炯眼(けいがん)のほど恐れいった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...彼の炯眼(けいがん)は...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いくら炯眼(けいがん)な父でも...
吉川英治 「源頼朝」
...ありがちな行いです」「ご炯眼(けいがん)のほど驚き入りました...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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