...炯眼(けいがん)なる私立探偵帆村荘六(ほむらそうろく)に感付かれたが...
海野十三 「空襲葬送曲」
...あそこだわ!)炯眼(けいがん)なる彼女の小さな眼に映(えい)じた一つの異変! それは高い天井の隅にある空気抜きの網格子(あみごうし)が...
海野十三 「什器破壊業事件」
...私はその炯眼(けいがん)にも舌を捲いたが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...謬説世を誤り訛伝(かでん)真を蔽ひ炯眼の士なほかつ之が弁別に苦(くるし)む...
津田左右吉 「史論の流行」
...もとより炯眼(けいがん)な読者はすでに...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...炯眼を放ちて自然を見よ...
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」
...あなたはちょっとした炯眼(けいがん)でもって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...深夜烈風中竜の炯眼(ひかるめ)を見たとは...
南方熊楠 「十二支考」
...こうした炯眼(けいがん)と推理力に心から嘆服(たんぷく)してしまった...
夢野久作 「夫人探索」
...曹操の炯眼(けいがん)では...
吉川英治 「三国志」
...そして炯眼(けいがん)な佐々木道誉のことだ」「だいじょうぶ...
吉川英治 「私本太平記」
...みかどはすごく炯眼(けいがん)だ...
吉川英治 「私本太平記」
...恵瓊の炯眼(けいがん)はそれを見のがしていなかったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...同じ炯眼(けいがん)の士があって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「御炯眼(けいがん)のほど恐れいった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...没収して参りました」「炯眼(けいがん)だな...
吉川英治 「松のや露八」
...さすが炯眼(けいがん)な羅門も...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...その意志を捉えることに全力を傾注したフロイスの炯眼は...
和辻哲郎 「鎖国」
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