...何んにせよ此本は半世紀前の日本を先生の炯眼(けいがん)で観察せられたものであるから...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...炯眼(けいがん)なる私立探偵帆村荘六(ほむらそうろく)に感付かれたが...
海野十三 「空襲葬送曲」
...そうなっているネ」と私はいよいよ友人の炯眼(けいがん)に駭(おどろ)かされた...
海野十三 「地獄街道」
...あそこだわ!)炯眼(けいがん)なる彼女の小さな眼に映(えい)じた一つの異変! それは高い天井の隅にある空気抜きの網格子(あみごうし)が...
海野十三 「什器破壊業事件」
...僕くらいの炯眼(けいがん)の詩人になると...
太宰治 「ア、秋」
...私はその炯眼(けいがん)にも舌を捲いたが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...謬説世を誤り訛伝(かでん)真を蔽ひ炯眼の士なほかつ之が弁別に苦(くるし)む...
津田左右吉 「史論の流行」
...わたしの炯眼(けいがん)は...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...普通のとおり彼よりいっそう炯眼(けいがん)である一人の作家が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...得意の炯眼(けいがん)を光らして見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...炯眼(けいがん)とは...
中里介山 「大菩薩峠」
...はつきり見拔くだけの炯眼の士がなかつた――初めてそれを發見したのはおれだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...後にはその名さえ炯眼(けいがん)なアカデミーに黙殺されてわたしのところに残っている人々の...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...でもそれは一つの炯眼でしたね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...――さはいえ孔明は曹真がさして炯眼(けいがん)ならざるを察して...
吉川英治 「三国志」
...お師は炯眼(けいがん)だった」加賀田の隠者時親が...
吉川英治 「私本太平記」
...いかに道誉が炯眼であろうと...
吉川英治 「私本太平記」
...みかどはすごく炯眼(けいがん)だ...
吉川英治 「私本太平記」
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