...全軍の指揮を一任せられたフォッシュ将軍の英断と炯眼(けいがん)によって独軍攻勢の側面を衝き...
石原莞爾 「戦争史大観」
...炯眼(けいがん)きまわる大蘆原軍医だった...
海野十三 「恐しき通夜」
...戸浪三四郎が「一宮かおるの屍体に異常はないか」と聞いたのは炯眼(けいがん)だった...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...三四箇月のお腹と云えば炯眼(けいがん)な人には随分感づかれる恐れがあるのに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...謬説世を誤り訛伝(かでん)真を蔽ひ炯眼の士なほかつ之が弁別に苦(くるし)む...
津田左右吉 「史論の流行」
...普通のとおり彼よりいっそう炯眼(けいがん)である一人の作家が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...要するに其の人に絶せる炯眼を具して...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...得意の炯眼(けいがん)を光らして見ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...炯眼(けいがん)な北原は早くも...
中里介山 「大菩薩峠」
...炯眼(けいがん)なる青嵐居士が早くも見て取りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...さすがに青嵐居士の炯眼です...
中里介山 「大菩薩峠」
...その犯人がその後どうしても見つかりませぬ」「君の炯眼(けいがん)を以てしてかい」「……お恥かしい次第ですが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...チイット炯眼(けいがん)過ぎやせんか……それは……...
夢野久作 「爆弾太平記」
...曹操の炯眼(けいがん)では...
吉川英治 「三国志」
...――さはいえ孔明は曹真がさして炯眼(けいがん)ならざるを察して...
吉川英治 「三国志」
...いかに道誉が炯眼であろうと...
吉川英治 「私本太平記」
...同じ炯眼(けいがん)の士があって...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いくら炯眼(けいがん)な父でも...
吉川英治 「源頼朝」
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