...全軍の指揮を一任せられたフォッシュ将軍の英断と炯眼(けいがん)によって独軍攻勢の側面を衝き...
石原莞爾 「戦争史大観」
...そうなっているネ」と私はいよいよ友人の炯眼(けいがん)に駭(おどろ)かされた...
海野十三 「地獄街道」
...戸浪三四郎が「一宮かおるの屍体に異常はないか」と聞いたのは炯眼(けいがん)だった...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...私はその炯眼(けいがん)にも舌を捲いたが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...謬説世を誤り訛伝(かでん)真を蔽ひ炯眼の士なほかつ之が弁別に苦(くるし)む...
津田左右吉 「史論の流行」
...炯眼(けいがん)なる青嵐居士が早くも見て取りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...はつきり見拔くだけの炯眼の士がなかつた――初めてそれを發見したのはおれだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...炯眼を放ちて自然を見よ...
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」
...でもそれは一つの炯眼でしたね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...チイット炯眼(けいがん)過ぎやせんか……それは……...
夢野久作 「爆弾太平記」
...こうした炯眼(けいがん)と推理力に心から嘆服(たんぷく)してしまった...
夢野久作 「夫人探索」
...もっと炯眼(けいがん)な人物批評家だよ」「おもしろい...
吉川英治 「三国志」
...さすがは炯眼(けいがん)...
吉川英治 「三国志」
...いかに道誉が炯眼であろうと...
吉川英治 「私本太平記」
...炯眼(けいがん)なる一八郎も...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...没収して参りました」「炯眼(けいがん)だな...
吉川英治 「松のや露八」
...ありがちな行いです」「ご炯眼(けいがん)のほど驚き入りました...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...さすが炯眼(けいがん)な羅門も...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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