...炯眼(けいがん)きまわる大蘆原軍医だった...
海野十三 「恐しき通夜」
...眼の光だけは炯々(けいけい)として...
海野十三 「火薬船」
...炯眼(けいがん)なる私立探偵帆村荘六(ほむらそうろく)に感付かれたが...
海野十三 「空襲葬送曲」
...その両眼は炯々(けいけい)として野獣のように輝いているという怪人物...
海野十三 「地球盗難」
...お旦那は、出陣の武士の如く、眼光炯々、口をへの字型にぎゆつと引き結び、いかにしても今宵は、天晴れの舞ひを一さし舞ひ、その鬼どもを感服せしめ、もし万一、感服せずば、この鉄扇にて皆殺しにしてやらう、たかが酒くらひの愚かな鬼ども、何程の事があらうや、と鬼に踊りを見せに行くのだか、鬼退治に行くのだか、何が何やら、ひどい意気込みで鉄扇右手に、肩いからして剣山の奥深く踏み入る...
太宰治 「お伽草紙」
...わたしの炯眼(けいがん)は...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...彼はきわめて炯眼(けいがん)だったので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...炯眼(けいがん)とは...
中里介山 「大菩薩峠」
...はつきり見拔くだけの炯眼の士がなかつた――初めてそれを發見したのはおれだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...後にはその名さえ炯眼(けいがん)なアカデミーに黙殺されてわたしのところに残っている人々の...
エドガア・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「しめしあわせ」
...炯眼を放ちて自然を見よ...
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」
...お師は炯眼(けいがん)だった」加賀田の隠者時親が...
吉川英治 「私本太平記」
...みかどはすごく炯眼(けいがん)だ...
吉川英治 「私本太平記」
...炯眼(けいがん)かこういうことすら認(したた)めてあった...
吉川英治 「新書太閤記」
...「畜生!」万吉の眼は炯々(けいけい)となり...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「御炯眼(けいがん)のほど恐れいった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...炯(けい)として...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...いくら炯眼(けいがん)な父でも...
吉川英治 「源頼朝」
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