...眼を炯々(けいけい)とひからせて...
海野十三 「火薬船」
...炯眼(けいがん)なる金先生足下(そっか)...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...蒼白(そうはく)の顔には炯々(けいけい)たる巨大な白眼をむき出し...
海野十三 「三角形の恐怖」
...戸浪三四郎が「一宮かおるの屍体に異常はないか」と聞いたのは炯眼(けいがん)だった...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...そこを老人の炯眼(けいがん)に睨まれたのかもしれない...
海野十三 「深夜の市長」
...なんとなく炯々たる光を放っていた...
海野十三 「深夜の市長」
...僕くらいの炯眼(けいがん)の詩人になると...
太宰治 「ア、秋」
...三四箇月のお腹と云えば炯眼(けいがん)な人には随分感づかれる恐れがあるのに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...もとより炯眼(けいがん)な読者はすでに...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...眼光が炯々(けいけい)としていて……そのくれえだから面魂もどこか違ったところがなけりゃならねえ...
中里介山 「大菩薩峠」
...さすがに青嵐居士の炯眼です...
中里介山 「大菩薩峠」
...眼光のみ徒(いたず)らに炯々(けいけい)として...
中島敦 「山月記」
...こうした炯眼(けいがん)と推理力に心から嘆服(たんぷく)してしまった...
夢野久作 「夫人探索」
...いかに道誉が炯眼であろうと...
吉川英治 「私本太平記」
...謙信が信長を窺(うかが)う眼――信長が謙信を見る眼――いずれも炯々(けいけい)とゆるがせでなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...炯々(けいけい)と眸をかがやかして...
吉川英治 「茶漬三略」
...その炯眼にしては...
吉川英治 「松のや露八」
...いくら炯眼(けいがん)な父でも...
吉川英治 「源頼朝」
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