...赤い炭焼きの火が動いてゐた...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...鹿島入りから炭焼きのじいさんが持って来たという...
石川欣一 「可愛い山」
...雪にうずもれた炭焼き小屋から煙が静かに上っている...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...谷の奥の八幡平(はちまんだいら)と云う凹地(くぼち)に炭焼きの部落が五六軒あって...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...炭焼き人だの黒人だの悪魔だのの姿をまねていたが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そのほか、ばくらふ、炭焼き、烏帽子(えぼし)折り、鏡磨(みが)きといふやうに、いろんなことをしながら、あちこちとさまよひ歩きました...
新美南吉 「鳥右ヱ門諸国をめぐる」
...炭焼きの岩吉が十六まで育てたことはすぐわかりましたが...
野村胡堂 「裸身の女仙」
...昔炭焼き藤太という者居住す...
南方熊楠 「十二支考」
...流れもんの炭焼きから習ったとか言うこったが...
三好十郎 「おりき」
...別荘と自家用の炭を焼くために金吾さんが炭焼きがまを築くと言いますので...
三好十郎 「樹氷」
...雀に山原(やんばる)の炭焼き谷に行けと教えられて...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...炭焼きの火をめあてに来たのだが...
山本周五郎 「風流太平記」
...炭焼きがまの火をみるのだろう...
山本周五郎 「風流太平記」
...僧正寺の山中で世話になった炭焼きの五郎兵衛老人から教えられたもので...
山本周五郎 「風流太平記」
...五郎兵衛が孫娘と二人で山へ隠れたとき炭焼きを始めるまでの世話をしたのは彼であるが...
山本周五郎 「風流太平記」
...炭焼きの勘太郎は妻も子も無い独身者(ひとりもの)で...
夢野久作 「虫の生命」
...勘太郎はもう炭焼きなんぞはする気になりませんでした...
夢野久作 「虫の生命」
...また炭焼き小屋へでも入って...
吉川英治 「親鸞」
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