...……・くらがり風鈴の鳴りしきる・炎天の鴉の声の濁つてゐる・月あかり白い薬を飲むほどは・草ふかくここに住みついて涼しく・炎天の地しばり草の咲きつづく・おそい月が出てきりぎりす・ねむり薬もねさしてはくれない月かげ・夜蝉よここにもねむれないものがゐる七月廿九日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...炎の立ってるまっかな屋根部屋(やねべや)の中にほの白い光を送っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ただ悲壮な一種の炎が宿っていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...肺炎を惹き起していて...
豊田三郎 「リラの手紙」
...研究室の窓から赤黒い炎となってしばらく噴き出ていたが...
永井隆 「この子を残して」
...詩を読むときには顔から肩の辺(あたり)が陽炎(かげろう)のように振動する...
夏目漱石 「永日小品」
...陽炎(かげろふ)がゆらゆらと燃えはじめました...
野口雨情 「虹の橋」
...夜になると太い薪(まき)を積みあげて炎をたてるのが...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
...長岡の燃えてゆく炎がいつまでも夜空をうすあかくほてらせてゐる...
林芙美子 「うき草」
...きびしい炎暑ですがいかがな工合でしょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...とうとう第一期の検閲直前に肺炎で入院した...
夢野久作 「父杉山茂丸を語る」
...味方同士が相討ち相仆(たお)るるの惨を火炎の下に描き出したのである...
吉川英治 「黒田如水」
...思慕の炎に駆られだすと...
吉川英治 「三国志」
...また炎の飛ぶが如き赤装束の騎馬武者が全軍を叱咤してくる...
吉川英治 「三国志」
...真紅の群炎(ぐんえん)となった...
吉川英治 「私本太平記」
...やがて紅(くれない)の縁(ふち)をとった紅炎旗に「兵馬総監秦(しん)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...わしがいう通りになっておれ、炎と賊の中から、親や子や良人を救いに行くのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...焼けつくような炎暑だった...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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