...おまえのだいじにしているダイヤモンド『青い炎』がほしいのだ...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...・よいゆふべとなりゆくところがない青炎郎君にかへし夾竹桃...
種田山頭火 「行乞記」
...その年は六月の末からかけて七月一ぱい八月の初十日ごろまで息をも次がさぬほどの炎暑で...
近松秋江 「箱根の山々」
...そうして年々数千万円の樹林が炎となり灰となっていたずらにうさぎやたぬきを驚かしているのである...
寺田寅彦 「函館の大火について」
...宿痾(しゅくあ)の肺炎が再発したのであって...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...結核性腹膜炎と聞いて眉を顰めた...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...炎(ほのお)が燃え上る――寺の坊さんたちは頭をかかえて逃げ出したが...
中里介山 「大菩薩峠」
...炎々と燃えさかる...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...まあ丁度うまい日当りの時に陽炎が障子にうつって見えるようなわけである...
中谷宇吉郎 「「光線の圧力」の話」
...藤子は手術の缺陷のあつた爲めか盲膓炎を再發して昨年の秋に死んだのである...
南部修太郎 「疑惑」
...陽炎(かげろふ)の中を泳ぐやうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...菊田が中耳炎といふのに無理して演出してるので...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...病気は肺炎(はいえん)であった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...十九歳になる三男が盲腸炎をこじらしてねんてんを起し昨日没しました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ふたりを呪咀(じゅそ)の像にえがいて身も心も炎(ほむら)にした...
吉川英治 「大岡越前」
...猛烈な炎を味方として...
吉川英治 「三国志」
...と智深の半裸から陽炎(かげろう)が立ち...
吉川英治 「新・水滸伝」
...もう真夏に近い炎天を...
吉川英治 「宮本武蔵」
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