...炎のような舌を吐いて...
芥川龍之介 「杜子春」
...炎は緋鹿子(ひがのこ)を燃え抜いた...
泉鏡花 「海神別荘」
...炎(ほのほ)のころも...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...ぱちぱち音をたてながら燃える炎で...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...「腹膜炎を併發したやうですな...
高濱虚子 「續俳諧師」
...真夏の炎天下にすべつこい肌を持つた木の真赤な花を想像するのであつた...
高浜虚子 「百日紅」
...病症は大体察してゐた通りの単純な乾性肋膜炎であつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...こう思うと、三つの眼が、ハジけるほどに冴(さ)え返って、胸の炎が、むらむらと燃え返って来たようです...
中里介山 「大菩薩峠」
...西の果から焼ける火の炎が...
夏目漱石 「三四郎」
...ぐるぐると真赤な炎の河が流れ去つた...
原民喜 「心願の国」
...負傷者達は長い行列を組んだまま炎天の下にまだ一時間位は待たされているのであった...
原民喜 「夏の花」
...進行性麻痺兼続発性脳髄炎との長い病名で...
正岡容 「圓朝花火」
...夏は炎天に照りつけられるのがならひであつた...
宮地嘉六 「ある職工の手記」
...とうとう肺炎でね」師匠はこう言うて湯ざましの湯を緩っくりと急須へ注ぎ入れた...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...金を蕩(とろか)す炎暑にたちまち指を落すばかりの寒気起り...
柳田国男 「年中行事覚書」
...女の全身には炎が燃え...
山川方夫 「菊」
...馬岱は驚いて急に兵をかえし、土人に訊くと、ここは毒河といって、炎天のうちは、水面に毒が漂っているので、これを飲めば必ず死ぬ...
吉川英治 「三国志」
...すると――満身をつつむ彼の毒炎に水をそそぎかけるように...
吉川英治 「親鸞」
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