...その利益(りやく)の灼然(いちじるき)事を次にしるしつ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...遂感孕生二男子一、至二成レ人時一、外祖父建角身ノ命、造二八尋屋一、堅二八戸扉一、醸二八酒一、而神集々而、七日七夜楽遊、然与レ子語曰、与二汝父一将レ思人、令レ飲二此酒一、即挙二酒杯一而レ天為レ祭、即分二穿屋甍一而昇二於天一、乃因二外祖父之名一、号二賀茂別雷命一、是後倭迹迹日百襲姫命、為二大物主ノ神之妻一、然其神常昼不レ見而夜来矣、倭迹迹姫命語レ夫曰、君常昼不レ見者、分明不レ得レ視二其尊顔一、願暫留之、明旦仰欲レ観二美麗之威儀一、大神対曰、言理灼然、吾明旦入二汝櫛笥而居、願無レ驚二吾形一、爰倭迹迹姫命心裏密異之、待レ明以見二櫛笥一、遂見二美麗小蛇一、其長大如二衣紐一、則驚之叫啼、時大神有レ恥、忽化二人形一、謂二其妻一曰、汝不レ忍令レ羞レ吾、吾還令羞汝、仍践二大虚一登二于御諸山一、爰倭迹迹姫命、仰見而悔之急居、則箸撞レ陰而甍、乃葬二於大市一、故時人号二其墓一謂二箸墓一也、むかし、大和の国に女あり...
高木敏雄 「比較神話学」
...春蘭の花香しく桃花灼然たり...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...百日紅の花灼然たり...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...かくのごとく顕著に灼然炳乎(しゃくぜんへいこ)として遠慮なくはあらわれて来ない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ひとみなしりぬあがこひづまは」(路辺壱師花灼然...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...すなわちこの草の花ならその歌中にある「灼然(いちじろく)」の語もよく利くのである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...路(みち)の辺(べ)の壱師(いちし)の花の灼然(いちしろ)く...
牧野富太郎 「植物知識」
...右の歌の灼然(いちしろ)の語は...
牧野富太郎 「植物知識」
...十三世紀のマルコ・ポロ紀行にいわく尊者の墓へキリスト回々(フイフイ)二教の徒夥しく詣り尊者殺された処の土色赤きを採り帰って諸種の病人に水服せしも効験灼然(いちじるし)と...
南方熊楠 「十二支考」
...コンポステラの伽藍(がらん)に尊者の屍を安置し霊験灼然とあって...
南方熊楠 「十二支考」
...まことに神威灼然たりしに...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
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