例文・使い方一覧でみる「灯り」の意味

...その二本の蝋燭（ろうそく）の灯りで... その二本の蝋燭の灯りでの読み方
谷譲次「踊る地平線」

...黒い上げ汐の上をペラ／＼と撫で来る冷風のみが灯りを点けた幾十の苫舟（とまぶね）を玩具のやうに飜弄してゐた...
長與善郎「青銅の基督」

...感が惡くて困ります」「内障眼（そこひ）のやうだね」「へエ」平次は提灯の灯りを竹の市の眼の前へ持つて行つて... 感が惡くて困ります」「内障眼のやうだね」「へエ」平次は提灯の灯りを竹の市の眼の前へ持つて行つての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...灯りを一パイに點けて... 灯りを一パイに點けての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...灯りの中へ引立てて行くと... 灯りの中へ引立てて行くとの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...中の灯りは動きます... 中の灯りは動きますの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...「灯り」沈鬱な男の聲でした... 「灯り」沈鬱な男の聲でしたの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...灯りを消して、更紗（さらさ）の懸蒲団を引っ被ると、蝦のように躯を曲げて、すぐさま寝入ってしまった... 灯りを消して、更紗の懸蒲団を引っ被ると、蝦のように躯を曲げて、すぐさま寝入ってしまったの読み方
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай　Васильевич　Гоголь）平井肇訳「死せる魂」

...彼の眼にはその城砦の狭い小窓からパッと灯りが映したやうに思はれた...
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳「ディカーニカ近郷夜話　後篇」

...ハバナの灯りを目指せば... ハバナの灯りを目指せばの読み方
アーネスト・ヘミングウェイ　Ernest Hemingway 石波杏訳　Kyo Ishinami 「老人と海」

...夜だといふのに灯りもついてゐない部屋に... 夜だといふのに灯りもついてゐない部屋にの読み方
牧野信一「ゾイラス」

...」「烏賊は夜釣るのか――」「灯りで誘（おび）きよせるんだ... 」「烏賊は夜釣るのか――」「灯りで誘きよせるんだの読み方
牧野信一「夏ちかきころ」

...隙間から灯りが洩れてゐるバラツクの門をドンドン叩いた... 隙間から灯りが洩れてゐるバラツクの門をドンドン叩いたの読み方
牧野信一「冬の風鈴」

...どうしたつて夜よ――あの部屋灯りがあれぢやいけないでせう？」「好いぢやないか...
牧野信一「雪景色」

...灯りは灯りですよ... 灯りは灯りですよの読み方
牧野信一「ランプの便り」

...夜、灯りをともして、すくい取るので、たいへん面倒だが、肉は美味しいものですと、島から来た人がいっていた...
柳田国男「故郷七十年」

...むろん硝子の吊り灯りもない... むろん硝子の吊り灯りもないの読み方
山本周五郎「山彦乙女」

...左が灯りのつく家だった... 左が灯りのつく家だったの読み方
吉川英治「田崎草雲とその子」

「灯り」の読みかた

「灯り」の書き方・書き順