...これは蝋燭(ろうそく)を灯すに用い多く会津(あいづ)で出来た...
淡島寒月 「亡び行く江戸趣味」
...さびしさにたへて・もう死んでもよい草のそよぐや(帰庵病臥二句)・死ねる薬はふところにある草の花・灯すよりぶつかつてくる虫のいのちで(改作)七月十五日今日も曇つてゐるが...
種田山頭火 「其中日記」
...灯すものはなくなつたが...
種田山頭火 「其中日記」
...蝋燭の灯すらチラチラと映るぐらゐになつてゐた...
田山録弥 「島の唄」
...爪に火を灯すような...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...寝室に常夜燈を灯すようになり...
A. ブラックウッド A. Blackwood The Creative CAT 訳 「盗聴者」
...貰ひものなれども余の陋室に灯す術もなからむ...
牧野信一 「サフランの花」
...水車小屋の二階では灯すわけには行かなかつたので...
牧野信一 「沼辺より」
...漁村の灯すら見えない大風の晩である...
吉川英治 「新書太閤記」
...城外盛り場の灯すらともらず...
吉川英治 「新・水滸伝」
...河豚屋のかんばんが食通横丁に俳味を灯す...
吉川英治 「河豚」
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