...火食(かしょく)の煙が幾すじもかすかに立ち昇っている様も見えた...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...火食(かしょく)の煙が靡(なび)いている...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...お前の窖(あなぐら)や火食房(ラアダア)を充たす為にも...
ウィリアム・バトラー・イエーツ William Butler Yeats 芥川龍之介訳 「春の心臓」
...火食の休絶は、農耕の絶滅なり...
高木敏雄 「比較神話学」
......
高浜虚子 「五百句」
...火食を知らぬ生肉を啖(くら)い自然のままの木の実の味しか知らぬこの少年には...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...コロボツクルは食物を生(なま)にても食(くら)ひ又火食をもせしならん...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...彼等ガ火食ノ法ヲ知リ居リシ事等ハ貝塚發見ノ貝殼...
坪井正五郎 「石器時代總論要領」
...少なくとも火食の息のかかった者が...
中里介山 「大菩薩峠」
...火食を知って以来...
中里介山 「大菩薩峠」
...火食に慣らされた胃の腑を徐々に訓練してからでないと...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...――火食鳥の卵が好きだつてさ...
長谷川時雨 「夏の夜」
...南洋産火食鳥の卵の新鮮なのがありますと...
長谷川時雨 「夏の夜」
...十日も火食せずに乗り続く...
南方熊楠 「十二支考」
......
三好達治 「短歌集 日まはり」
...山中ことに漂泊の生存が最も不可能に思われるのは火食の一点であります...
柳田国男 「山の人生」
...五穀を食(は)まず、火食せず、猛獣蛇魚(だぎょ)を喰い、身には鱗(うろこ)が生えているとか聞きます...
吉川英治 「三国志」
...焔(ほのお)をくわえた火食鳥(ひくいどり)のごとく...
吉川英治 「神州天馬侠」
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