...大火にならないよう失火防止には十分注意しよう...
...ここに祀ってくれた上からは永く浅草寺の火防の神として寺内安泰を計るであろうとのことであったということです...
淡島寒月 「寺内の奇人団」
...大通りと言ふのは開拓当時火防の為めに作られた防火線であつて道路の中央は広い草原で東西に長く続いてゐる...
野口雨情 「札幌時代の石川啄木」
...東西に画(くぎ)る火防線を界(さかい)にした南の町地には...
本庄陸男 「石狩川」
...この妙心寺塔頭の靈雲院には珍らしい火防の大團扇が...
室生犀星 「京洛日記」
...火防の團扇はここだけしか見られなかつた...
室生犀星 「京洛日記」
...この東海庵の庫裏には例によつて火防の大鳶口と小鳶口とが十挺くらゐ...
室生犀星 「京洛日記」
...それへ水を掛けて火防のまじないとする風習は...
柳田国男 「年中行事覚書」
...土蔵や火防(ひよ)け壁などが無かったせいか...
山本周五郎 「柳橋物語」
...元は火除地で火防の秋葉神社が祀ってあった...
山本笑月 「明治世相百話」
...これから火防(ひぶせ)の御祈祷でもするだ...
吉江喬松 「山岳美觀」
...火防(ひよけ)地を設けた...
吉川英治 「大岡越前」
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