...宇宙塵が大気に入り込むことで、流星や火球などの現象が起こる...
...あらゆる火花のエネルギーを吐き尽くした火球は...
寺田寅彦 「備忘録」
...また写真乾板上の一点に高圧電極の先端を当てて暗処で見るとその先端から小さな火球が現われて徐々に膜上をはって行く...
寺田寅彦 「物理学圏外の物理的現象」
...しばらくして火薬の部分が赤熱された鎔融状態の小さい火球となる...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...火球を飛び出してから最初の大爆発までの時間は十分の一秒程度のものである...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...沸騰している火球を宙釣りにして保つには紙がなかなか大切なのである...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...火球が出来ると同時に紙が焼け切れてどうしても駄目であった...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...沸騰している火球をその各段階で急に水の中に落してその溶液の定性分析をすることと...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...それは火球の明るさを電流を通じて赤熱した針金の明るさと比較して...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...まず南京玉くらいの煙の輪が盛んに火球の表面から放出されているのが見えた...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...火球がジリジリ沸騰している間の絢爛の前の静寂も味わわれない...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...大きな光輪(こうりん)の火球だったかもしれない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...電光の如き光や火球状の光は...
武者金吉 「地震なまず」
...漠然たる瞬間的の光(a)閃光(b)雨の降り注ぐ如き光(c)細い光の帯一定の形を有し且つ動く光体(d)火球(e)火柱(f)火の棒(g)ラッパ状の光輝ける焔及び輻射(h)火焔(i)小火焔(j)スパーク(k)光る気空中及び雲の燐光(l)拡がった空の光(m)光る雲ついでガリーは十三種の光と地震との時間的関係を調べて...
武者金吉 「地震なまず」
...それを分類すると、(一)全く否定的の報告、四十四、(二)暗に否定的な報告、十六、(三)特殊現象にあらざる普通の電光、三十八、(四)漠然たる光、十三、(五)人為的原因による特殊の発光、五、(六)火球、いん石、あるいは大流星の如く思われる特殊の発光、十九、となると言い、最後の結論として、要するに、この地震には特殊の発光をともなわなかったと断定せざるを得ないと記している...
武者金吉 「地震なまず」
...火球の下には更に雲煙の層ありて...
武者金吉 「地震なまず」
...この火球のしかく著しきにかかわらず...
武者金吉 「地震なまず」
...地震の最中に北々西と南東に赤い火球状の光を認めた(三重県熊野灘沿岸南部踏査概報)...
武者金吉 「地震なまず」
...賀田でも地震の後北方と南東に火球状の赤紫色の光を見たと言う(前同)...
武者金吉 「地震なまず」
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