...火定の済んだ跡のように...
泉鏡花 「婦系図」
...道節が火定(かじょう)に入った円塚山(まるづかやま)というは名称の類似から本郷の丸山だろうともいうし...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...なおこの頃に火定(かじょう)(自ら火を放って焼死すること)または禅定(ぜんじょう)(生きながら土中に埋り死ぬこと)なども行われているが...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...「滅二卻心頭一火亦涼」と云つた火定(くわぢやう)の僧の覚悟は...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...火定などといつて...
吉川英治 「折々の記」
...火定は惠林寺の快川などがやつて有名であり...
吉川英治 「折々の記」
...なるほど、さういはれてみると、火定でも、坐定でも、意識がある...
吉川英治 「折々の記」
...仏者らしい火定(かじょう)のかたちをとって死んだ...
吉川英治 「私本太平記」
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