...熱泥流(ねつでいりゆう)を火口壁(かこうへき)の最(もつと)も低(ひく)い場所(ばしよ)から一時(いちじ)に多量(たりよう)に溢(あふ)れさせ...
今村明恒 「火山の話」
...火口壁(かこうへき)の縁(へり)まで進(すゝ)み...
今村明恒 「火山の話」
...鎔岩(ようがん)の大部分(だいぶぶん)は火口底(かこうてい)から次第(しだい)に火口壁(かこうへき)の上部(じようぶ)まで盛(も)り上(あが)つて遂(つひ)に外側(そとがは)に溢(あふ)れ出(いづ)るに至(いた)ることがある...
今村明恒 「火山の話」
...火口壁の近くに立った時...
梅崎春生 「幻化」
...火口壁はほとんど垂直に...
梅崎春生 「幻化」
...無気味なほど鮮やかな火口壁が...
梅崎春生 「幻化」
...朝飯を済してから十八町のお鉢廻り=噴火口壁廻り=を試みた...
高浜虚子 「富士登山」
...すると彼はそことはだいぶ離れた後方の火口壁のところどころに立ち上る蒸気をさして「あのとおりだ」という...
寺田寅彦 「案内者」
...風のない穏やかなある日あの火口丘の頂に立って大きな声を立てると前面の火口壁から非常に明瞭(めいりょう)な反響が聞こえた...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...火口壁を越えるほどの高さで散って...
豊島与志雄 「自由人」
...そこを攀じ登ると、すぐに火口壁だ...
豊島与志雄 「自由人」
...火口壁のあちこちに...
豊島与志雄 「憑きもの」
...或はすーっと一方の火口壁から流れ出す...
豊島与志雄 「憑きもの」
...広大な火口の中、それはいくらも飛ばず、ひらりと白く光っただけで、すぐ近くに落ち、火口壁に隠れて、音もなく行方も分らず消え失せてしまった...
豊島与志雄 「憑きもの」
...ロバトカ山の火口壁に熔岩隧道が口を開けていることを推定したのは...
久生十蘭 「地底獣国」
...辺疆の苔原のなかに聳え立つロバトカ山の火口壁から...
久生十蘭 「地底獣国」
...火口壁の暗道の中へ...
久生十蘭 「地底獣国」
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