例文・使い方一覧でみる「火を吐く」の意味
スポンサーリンク...吾一郡の怒りは火を吐く有樣である... 
伊藤左千夫 「古代之少女」
...コンロから火を吐くやうに...
上村松園 「思ひ出」
...今にも火を吐くぞとばかり...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...正造は最初から火を吐くばかりの熱弁で縦横に問題を論断した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...「西に雲仙東に別府中に火を吐く安蘇（あそ）の山」という俗謡をつくって国立公園の宣伝に努めている...
高浜虚子 「別府温泉」
...火を吐くの盛観を呈している...
太宰治 「新ハムレット」
...火を吐く怪竜（かいりゅう）を...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「ああ標本室が火を吐く」長井君が叫ぶ...
永井隆 「長崎の鐘」
...大蛇（おろち）の火を吐くような息が...
中里介山 「大菩薩峠」
...――それでも江戸っ子？ ――私は要さんをそんな意気地の無い男とは思わなかった……」火を吐くような言葉を...
野村胡堂 「礫心中」
...はげしい火を吐くようなものではないが...
長谷健 「天草の春」
...機関銃が火を吐く...
葉山嘉樹 「万福追想」
...この不治の病にかかっている人間が、あの若い娘を、音立てぬ、火を吐くような、燃えるばかり肉感的な情熱で――その少年期の、同じ種類の最初の衝動に釣り合った情熱で恋しているのは、明らかなことではないか...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...火を吐くような吐息をして...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...口を開き火を吐く竜とした...
南方熊楠 「十二支考」
...それは獅の首山羊の胴蛇の尾で火を吐く鵺（ぬえ）同然の怪物だ...
南方熊楠 「十二支考」
...やがて火を吐くような声で罵（ののし）りました...
夢野久作 「白髪小僧」
...哭（な）かんばかりな眼をしながらも口に火を吐く如く罵った...
吉川英治 「三国志」
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