...火の球は、かすかな、ものの煮えたぎるような音を立てながら細かく震動している...
寺田寅彦 「備忘録」
...剖(さ)いた腹から一団のとろ/\した紅(あか)い火の球が墨黒の空に長い/\尾を曳いて飛んで...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...地球の内部が火の球であると言うと...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...線香花火の火花が間歇的にあの沸騰している小さい火の球から射出される機構...
中谷宇吉郎 「線香花火」
...闇のなかにまるで火の球のやうに浮いたまま...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
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