...宛然(まるで)火の玉の様に転げ歩いて...
石川啄木 「病院の窓」
...また怪物のようにひゅうひゅう飛びまわった火の玉の塵塊も...
海野十三 「火星探険」
...「火の玉」少尉「うーん...
海野十三 「空中漂流一週間」
...「火の玉」少尉は...
海野十三 「空中漂流一週間」
...「火の玉」少尉の手許(てもと)をみていた...
海野十三 「空中漂流一週間」
...「火の玉」少尉に擬(ぎ)したピストルをひっこめようとはしない...
海野十三 「空中漂流一週間」
...突然二十一歳になるAが「今火の玉が飛んだ」といいだすと...
寺田寅彦 「人魂の一つの場合」
...それはとにかく、われわれの子供の時分には、火の玉、人魂(ひとだま)などをひどく尊敬したものであるが、今の子供らはいっこうに見くびってしまってこわがらない...
寺田寅彦 「人魂の一つの場合」
...喉に火の玉でもつかえてるような風に...
豊島与志雄 「神棚」
...松明(たいまつ)の光でもなく……えたいの知れない火の玉だ...
豊島与志雄 「霧の中」
...みんなの行儀がわるいためにれいの癇癪がおこつて先生の顔が火の玉みたいになると生徒たちは縮みあがつて鳴りをしづめてしまふ...
中勘助 「銀の匙」
...一団の火の玉が九仞(きゅうじん)の底に落つるような光景を...
中里介山 「大菩薩峠」
...火の玉を見たという報告が甚だ多く...
武者金吉 「地震なまず」
...見るまに沖の明るみは一団(だん)の火の玉となって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...毎年、盆の十六日の晩には、巌流の墓石から、閃光を発して、火の玉が飛ぶ...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...ふたつの火の玉が...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...火の玉になって打(ぶ)つかっても...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...火の玉のようになってしまった...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??