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饗庭篁村 「木曾道中記」
...西日に當つて七色を映ずる虹の錦の樣なおほ瀧だ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それを瀧と一軒家と自分等の馬に水を飮ましたとのなつかしい記念にした...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...あまねく甲子の瀧を探りぬ...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...このあたり瀧多し...
大町桂月 「十和田湖」
...『時頼參りて候』と申上ぐれば、やがて一間(ひとま)を出で立ち給ふ小松殿、身には山藍色(やまあゐいろ)の形木(かたぎ)を摺りたる白布の服を纏ひ、手には水晶の珠數を掛け、ありしにも似ず窶れ給ひし御顏に笑(ゑみ)を含み、『珍らしや瀧口、此程より病氣(いたつき)の由にて予が熊野參籠の折より見えざりしが、僅の間に痛く痩せ衰へし其方が顏容(かほかたち)、日頃鬼とも組まんず勇士も身内の敵には勝たれぬよな、病は癒えしか』...
高山樗牛 「瀧口入道」
...哀れや瀧口、世を捨てん身にも今を限りの名殘には一切の諸縁何れか煩惱ならぬはなし...
高山樗牛 「瀧口入道」
...涙ながらに諫むる瀧口入道...
高山樗牛 「瀧口入道」
...嗚呼是れ、戀に望みを失ひて、世を捨てし身の世に捨てられず、主家の運命を影に負うて二十六年を盛衰の波に漂はせし、齋藤瀧口時頼が、まこと浮世の最後なりけり...
高山樗牛 「瀧口入道」
...王瀧川の上流遠く...
田山花袋 「秋の岐蘇路」
...水上瀧太郎君のことなどが出て来るのだった...
田山花袋 「日本橋附近」
...庭に彳めば谷を隔てゝ名に負ふ瀧のかゝれるもみゆるに...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...その足ですぐお瀧を殺したとは思はれない」「――」「どうだ八...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...(水上瀧太郎附記)...
水上瀧太郎 「遺稿」
...瀧子の柔かい耳朶に血がさしのぼって来るのが感じられた...
「鏡の中の月」
...瀧まで御案内致します...
若山牧水 「熊野奈智山」
...瀧は見えては隱れ...
若山牧水 「熊野奈智山」
...瀧のひゞき……みじか夜をひびき冴えゆく築庭(つきやま)の奧なる瀧に聽き恍(ほ)けてゐる燈火のとどかぬ庭の瀧のおとを獨り聽きつつ戸を閉(さ)しかねつ翌日は半日あまりF――さんの部屋で遊びました...
若山牧水 「樹木とその葉」
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