...瀦水(たまりみづ)は惡臭を放てり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...艮輔がのちに三瀦縣權參事となつたとき...
心猿 「桜もち」
...時に水瀦して、鏡をなし、溢れて川となりて銀蛇を走らすなど、げに此山第一の奇觀なり...
大町桂月 「房州紀行」
...最上川の御殿と稱する處を開鑿して瀦水を排し...
大町桂月 「遊羽雜感」
...瀦水(ちょすい)は膝を浸す...
関寛 「関牧塲創業記事」
...宿の裏の瀦水池(ちょすいち)で飼ってある鰻(うなぎ)の蒲焼(かばやき)も出た...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...宿の裏の瀦水池で飼つてある鰻の蒲焼も出た...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...突然路が右へ曲ると途方もない広い新道が村山瀦水池(ちょすいち)のある丘陵の南麓へ向けて一直線に走っている...
寺田寅彦 「異質触媒作用」
...それははや黒い冷たい林の中の瀦水(いけみづ)で...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...地に穴し瀦水(ちょすい)してこれを蓄え...
南方熊楠 「十二支考」
...獣類が蓄えた果物もしくは食べ残しが瀦(たま)って旨(うま)く醗酵するはあり得る事だ...
南方熊楠 「十二支考」
...陶穀の『清異録』に小便する器を夜瀦(やちょ)という...
南方熊楠 「十二支考」
...溜り水を瀦というも豕が汚水を好むからだろう...
南方熊楠 「十二支考」
...仏印曰く、推瀦水、※瘡腿、婦人陰、※子嘴と(『続開巻一笑』一)...
南方熊楠 「十二支考」
...福岡県内の三瀦(みずま)郡木佐木(きさき)村八丁牟田(はっちょうむた)という所で...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...福岡県三瀦(みずま)郡鳥飼(とりかい)村)この大石村のお社には...
柳田國男 「日本の伝説」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??