...下には紺碧の瀞水...
石川欣一 「山を思う」
...瀞(とろ)八町の谷...
田山録弥 「春雨にぬれた旅」
...かつて長瀞の時には...
額田六福 「解説 趣味を通じての先生」
...どれとは瀞(とろ)と同じく靜まりかへる義であるとは...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...ところどころに瀞(とろ)をつくりながら暗い洞門の中へのろのろと流れ込んでいる...
久生十蘭 「地底獣国」
...大瀞の真中の離れ岩の上に...
正木不如丘 「釣十二ヶ月」
...まず昭和五年長瀞に赴任し...
村山俊太郎 「国分一太郎君の仕事」
...決して瀞八丁(どろはっちょう)などと風景の詮議(せんぎ)をする閑人(ひまじん)の命名ではなく...
柳田國男 「地名の研究」
...蘆川(あしかわ)の瀞(とろ)にむかって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...瀞(とろ)の岩にせきれいが遊んでいやがる...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ザブ……と水を切っていくうちに紺碧(こんぺき)の瀞(とろ)をあざやかに乗りきって...
吉川英治 「神州天馬侠」
...水勢のゆるい瀞(とろ)へかかった時...
吉川英治 「神州天馬侠」
...瀞(とろ)のように穏やかで...
吉川英治 「新書太閤記」
...奇岩乱峭(らんしょう)といった瀞(とろ)の絶景が...
吉川英治 「随筆 新平家」
...上瀞巡(かみとろめぐ)り往復三十分...
吉川英治 「随筆 新平家」
...と小魚のはねる流れの瀞(とろ)に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...此處に遊んだ代りに瀞八丁の方を止してしまふことにした...
若山牧水 「熊野奈智山」
...尤もこの時の旅行は、中学時代の級友奥村輝光君の勧誘に従つたのであつて、主要な目標は、吉野から大峯山に登り、十津川を下つて、瀞八丁へ寄り、新宮、那智、潮岬などを見物するといふにあつた...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
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