例文・使い方一覧でみる「濶」の意味


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...葉子はそこにいかにも伊達(だて)で寛(かんかつ)な心を見せているようだったが...   葉子はそこにいかにも伊達で寛濶な心を見せているようだったがの読み方
有島武郎 「或る女」

...倉地は力のこもった目で葉子をじっと見てちょっとうなずくとあとをも見ないでどんどんと旅館のほうに歩(かっぽ)して行った...   倉地は力のこもった目で葉子をじっと見てちょっとうなずくとあとをも見ないでどんどんと旅館のほうに濶歩して行ったの読み方
有島武郎 「或る女」

...迂にもそのときの私はまだ山中の名声を知らず...   迂濶にもそのときの私はまだ山中の名声を知らずの読み方
伊丹万作 「人間山中貞雄」

...如何にも之までの自然科学者らしい迂さだが...   如何にも之までの自然科学者らしい迂濶さだがの読み方
戸坂潤 「日本の頭脳調べ」

...やがて自分の迂さに面喰った...   やがて自分の迂濶さに面喰ったの読み方
豊島与志雄 「或る男の手記」

...――これはおれも迂だった...   ――これはおれも迂濶だったの読み方
豊島与志雄 「花ふぶき」

...迂(うかつ)に...   迂濶にの読み方
直木三十五 「南国太平記」

...振り返ると小さな山々を見越して眼界は漸く々として來たが霞が一面に棚引いて居るので明瞭に分らない...   振り返ると小さな山々を見越して眼界は漸く濶々として來たが霞が一面に棚引いて居るので明瞭に分らないの読み方
長塚節 「才丸行き」

...余はなるほどと始めて自分の迂(うかつ)を愧(は)ずると共に...   余はなるほどと始めて自分の迂濶を愧ずると共にの読み方
夏目漱石 「思い出す事など」

...私の方はそれで宜しい」園田氏も漸く日頃の寛な自分に還りました...   私の方はそれで宜しい」園田氏も漸く日頃の寛濶な自分に還りましたの読み方
野村胡堂 「女記者の役割」

...町人にしては達ないい気性の男だッたが...   町人にしては濶達ないい気性の男だッたがの読み方
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」

...その前にこれも震禍を避けて来阪中の伯山が関東震災記を例の達な調子で読んだ...   その前にこれも震禍を避けて来阪中の伯山が関東震災記を例の濶達な調子で読んだの読み方
正岡容 「わが寄席青春録」

...ただ林の(ひろ)い木の葉(は)がぱちぱち鳴っている〔以下原稿数枚?なし〕入れを右手でつかんで立っていました...   ただ林の濶い木の葉がぱちぱち鳴っている〔以下原稿数枚?なし〕入れを右手でつかんで立っていましたの読み方
宮沢賢治 「学者アラムハラドの見た着物」

...然と空を透かしてゐた...   濶然と空を透かしてゐたの読み方
三好達治 「測量船」

...もう少し寛(かんかつ)な気持になって...   もう少し寛濶な気持になっての読み方
山本周五郎 「菊千代抄」

...「――これは迂(うかつ)にはでかけられないぞ」彼がそう思ったことに無理はないだろう...   「――これは迂濶にはでかけられないぞ」彼がそう思ったことに無理はないだろうの読み方
山本周五郎 「百足ちがい」

...伯林(ベルリン)停車場(ぢやう)(晶子)ああ重苦しく、赤黒(ぐろ)く、高く、(ひろ)く、奥深い穹窿(きゆうりゆう)の、神秘な人工の威圧と、沸沸(ふつふつ)と迸(ほとばし)る銀白(ぱく)の蒸気と、濛濛(もうもう)と渦巻く煤煙(ばいえん)と、爆(は)ぜる火と、哮(ほ)える鉄と、人間の動悸(どうき)、汗の香(か)、および靴音(くつおと)とに、絶えず窒息(いきづま)り、絶えず戦慄する伯林(ベルリン)の厳(おごそ)かなる大停車場(ぢやう)...   伯林停車場ああ重苦しく、赤黒く、高く、濶く、奥深い穹窿の、神秘な人工の威圧と、沸沸と迸る銀白の蒸気と、濛濛と渦巻く煤煙と、爆ぜる火と、哮える鉄と、人間の動悸、汗の香、および靴音とに、絶えず窒息り、絶えず戦慄する伯林の厳かなる大停車場の読み方
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」

...東京市に広な防火公園を設け...   東京市に広濶な防火公園を設けの読み方
和辻哲郎 「地異印象記」

「濶」の読みかた

「濶」の書き方・書き順

いろんなフォントで「濶」

「濶」の英語の意味


ランダム例文:
鳶足   ゆさぶり   満身  

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