例文・使い方一覧でみる「濶」の意味


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...迂(うかつ)でしたね...   迂濶でしたねの読み方
太宰治 「新ハムレット」

...伊達(だて)寛(かんかつ)な昔の姿に復らなければいけない...   伊達寛濶な昔の姿に復らなければいけないの読み方
谷崎潤一郎 「金色の死」

...湖は渺漫として(ひろ)く...   湖は渺漫として濶くの読み方
田山録弥 「船路」

...横行歩(かっぽ)して練り行くの特権を有したり...   横行濶歩して練り行くの特権を有したりの読み方
徳富蘇峰 「吉田松陰」

...その時、迂にも、こちらから二三発応射した卑怯者があった...   その時、迂濶にも、こちらから二三発応射した卑怯者があったの読み方
豊島与志雄 「渡舟場」

...その時……僕も迂でしたが……その時初めて気がつきました...   その時……僕も迂濶でしたが……その時初めて気がつきましたの読み方
豊島与志雄 「舞踏病」

...彼は迂の御蔭(おかげ)で奇警(きけい)な事を云ったり為(し)たりした...   彼は迂濶の御蔭で奇警な事を云ったり為たりしたの読み方
夏目漱石 「明暗」

...一方から見るといかにも迂(うかつ)なものが...   一方から見るといかにも迂濶なものがの読み方
夏目漱石 「明暗」

...久(しばらく)といって例の通り倒さになると...   久濶といって例の通り倒さになるとの読み方
二葉亭四迷 「平凡」

...我ながら迂(うかつ)千万であったと思う...   我ながら迂濶千万であったと思うの読み方
穂積陳重 「法窓夜話」

...自分らの迂(うかつ)さや不馴れさやが...   自分らの迂濶さや不馴れさやがの読み方
本庄陸男 「石狩川」

...葉樹林(かつようじゆりん)の涼(すゞ)しい林間(りんかん)を登(のぼ)つたりするときには...   濶葉樹林の涼しい林間を登つたりするときにはの読み方
本多靜六 「森林と樹木と動物」

...たいそう豪放達(かったつ)な人らしく...   たいそう豪放濶達な人らしくの読み方
山本周五郎 「風流太平記」

...面目ない話じゃが聊か身に覚えのない事じゃまで……」「成る程……御尤(ごもっと)も様で……」「しかし迂に相手はならぬ...   面目ない話じゃが聊か身に覚えのない事じゃまで……」「成る程……御尤も様で……」「しかし迂濶に相手はならぬの読み方
夢野久作 「斬られたさに」

...快な輝きが見えなくなって...   快濶な輝きが見えなくなっての読み方
夢野久作 「鼻の表現」

...迂に食堂で道徳のことなど饒舌って自己弁護に落ちた報いが...   迂濶に食堂で道徳のことなど饒舌って自己弁護に落ちた報いがの読み方
横光利一 「旅愁」

...歩むところに朱(あけ)をのこしながら胴の間を歩(かっぽ)した...   歩むところに朱をのこしながら胴の間を濶歩したの読み方
吉川英治 「三国志」

...二曹休とてそう迂(うかつ)に敵の謀略にかかるわけはない...   二曹休とてそう迂濶に敵の謀略にかかるわけはないの読み方
吉川英治 「三国志」

「濶」の読みかた

「濶」の書き方・書き順

いろんなフォントで「濶」

「濶」の英語の意味


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