...彼女は試験前に濫読したため、成績が良くなかった...
...漫画が好きすぎて、濫読していたら時間が過ぎてしまった...
...教材を濫読するより、自分でまとめた方が効率が良い...
...専門書を濫読すれば、知識が増えるかもしれない...
...広範囲に検索して濫読するより、専門書を読んだ方が質が高い...
...自分はそのころから非常な濫読家だったから...
芥川龍之介 「樗牛の事」
...自分で断然年賀端書を廃して悠然炬燵(こたつ)にあたりながら彼の好む愚書濫読に耽(ふけ)るだけの勇気もないので...
寺田寅彦 「年賀状」
...文芸や哲学の書物を濫読していた...
豊島与志雄 「オランウータン」
...早急に濫読する現今の人々は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...社員たちは勝手に濫読し...
豊島与志雄 「落雷のあと」
...古代文化に関する雑書の濫読という道楽である...
中谷宇吉郎 「千年の時差」
...でも私は散文的で濫読(らんどく)家で...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...それに自宅に居る時は決して勉強家ではないが濫書濫読の癖があるのでたまに汽車旅行などする時は...
浜尾四郎 「途上の犯人」
...古来読書の法について書いた人は殆どすべて濫読を戒めている...
三木清 「如何に読書すべきか」
...読書における濫読も同様の関係にある...
三木清 「如何に読書すべきか」
...しかしひとは濫読の危険を通じて自分の気質に適した読書法に達することができる...
三木清 「如何に読書すべきか」
...しかしいつまでも濫読のうちに止まっていることは好くない...
三木清 「如何に読書すべきか」
...しかし濫読から抜け出すことのできない者は真の読書家になることができぬ...
三木清 「如何に読書すべきか」
...かくして多読は濫読の意味においては避くべきことであるとしても博読の意味においては必要であると云わねばならぬ...
三木清 「如何に読書すべきか」
...然るに濫読と博読とが区別されるようになる一つの大切な基準は...
三木清 「如何に読書すべきか」
...何等の方向もなく何等の目的もない博読は濫読にほかならぬ...
三木清 「如何に読書すべきか」
...布川の小川家は第二の濫読時代を与えてくれたのであった...
柳田国男 「故郷七十年」
...ぼくのこんな悪書の濫読は...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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