...濁浪渦まいて流れ行くのが月下に見える...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...此の濁浪は黨人を溺死せしめ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...此の濁浪は党人を溺死せしめ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...濁浪渤然として柱石震盪(しんとう)し...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...濁浪(だくろう)岸を打ちて...
森鴎外 「みちの記」
...さながら洪水のような濁浪は...
吉川英治 「三国志」
...濁浪の口に呑まんとしてくる...
吉川英治 「三国志」
...濁浪のなかを、敢然、子が泳いでゆくのを見ると、頼房もすぐ裸になっておどりこみ、彼方の岸へ泳ぎつくまでは、さも心配そうに、身の危険も忘れて、子の闘いを見まもって行ったということであるが――彼の訓育は何事につけこうしたふうであった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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