...語尾の濁声は大切に...
...カタカナ語は濁声に注意...
...濁声と清音を上手に使い分けよう...
...「が」「ぐ」「ざ」「ず」「だ」「づ」「ば」「ぶ」は濁声...
...鼻濁音も濁声の一種です...
...書生上りの匂ひのからまり付いた濁声(だみごゑ)がこゝを先途とがなり立てられてゐた...
有島武郎 「骨」
...四壁に轟く濁声(だくせい)をあげて叫んで曰く...
石川啄木 「閑天地」
...さては寺道を山や田に往返(ゆきかへ)りの男女の暢気(のんき)な濁声(だみごゑ)が手にとる様に聞える――智恵子は其聞苦しい訛にも耳慣れた...
石川啄木 「鳥影」
...とうろす・け・ばん!あ・またる・おい!雑音を衝(つ)いて破裂する奇声、濁声...
谷譲次 「踊る地平線」
...だらしない恰好で何か呂律(ろれつ)の廻らない濁声(だみごえ)を挙げていることであったが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...聞き取りにくい濁声(だみごえ)で云った...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...矢張濁声(だみごえ)で云うのでした...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...………」と覚えず濁声(だみごえ)を挙げた...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...「早ク二階ヘ」アタリカラハ妙ナ濁声(だみごえ)ニナッテ何ヲ云ッテルノカ自分デモ分ラナカッタ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...寺田寅彦さんと云う方は御座らぬかとわめくボーイの濁声(だみごえ)うるさければ黙って居けるがあまりに呼び立つる故オイ何んだと起き上がれば貴方(あなた)ですかと怪訝顔(けげんがお)なるも気の毒なり...
寺田寅彦 「東上記」
...濁声(だみごえ)で談笑している労働者の影も見えた...
徳田秋声 「新世帯」
...濁声(だみごえ)が高く起ります...
中里介山 「大菩薩峠」
...こちの面をつぶすなよ」その濁声は...
中里介山 「大菩薩峠」
...西瓜は指で弾けば濁声を発するようになった...
長塚節 「太十と其犬」
...大部屋の方で濁声をあげる出雲節...
久生十蘭 「魔都」
...でれでれした濁声を挙げてセヽら笑つた...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...滅茶滅茶な濁声が充満してゐた...
牧野信一 「毒気」
...馬鹿な濁声が馬鹿に空々しく樹々の梢にこだまするだけだつた...
牧野信一 「籔のほとり」
ランダム例文:
あらかじめ聞いておく 一般観光客 基本的秩序
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??