...青あおと澱(よど)んだ淵(ふち)の中へ烏猫を抛(ほう)りこんでしまいました...
芥川龍之介 「温泉だより」
...即ち命令は三十七項からなっていて、坑水、廃水に対する生石灰分の攪拌、沈澱池、雨水流入の防止、泥渣及びの堆石場、その堆石の崩壊防止、亜砒酸の烟結降沈、亜硫酸瓦斯の脱硫等に関して、除害設備と護岸砂防工事を命じたものであった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...蛋白質と澱粉と含水炭素と等分に混ぜて模範的に試験管のなかで拵へたやうな身体(からだ)をしてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
......
高村光太郎 「智恵子抄」
...私が言い澱(よど)んでいると...
太宰治 「誰」
...訳の分らない不満が心の中に澱んでいた...
豊島与志雄 「子を奪う」
...重い空気が澱んでいた...
豊島与志雄 「微笑」
...」彼女は言い澱(よど)んだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...炭酸ガスと水とから澱粉を作る...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...日本に生れて米の飯が食えないんだから可哀想(かわいそう)だろう」糖尿病(とうにょうびょう)の叔父は既定の分量以外に澱粉質(でんぷんしつ)を摂取(せっしゅ)する事を主治医から厳禁されてしまったのである...
夏目漱石 「明暗」
...その芽がお米の御主人なので外(ほか)の白い澱粉質(でんぷんしつ)はその芽を養うための食物です...
村井弦斎 「食道楽」
...前者は陸上の細土で後者は水中の沈澱を意味したのであろうか...
柳田國男 「地名の研究」
...なお旧文化や旧制度への愛惜(あいせき)が整理しきれず澱(よど)んでいた...
吉川英治 「新書太閤記」
...沼のように濁(ど)す黒く沈澱(ちんでん)しているここの空気とひきかえて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...どっぷりと黒く澱(よど)んだ堀の水によれあって美しい...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...しかし義経の感情はなお感情のまま胸のすみに澱(よど)んでいた...
吉川英治 「源頼朝」
...妙に白けた月光の中にはもうねっとりとした闇が澱(よど)んで...
蘭郁二郎 「魔像」
...きらりと光ってはまたすぐ鈍く澱(よど)んでしまう...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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