...倒澆燭(たうげうしよく)の如き...
芥川龍之介 「骨董羹」
...澆季皇帝(げうきくわうてい)の愛玩(あいぐわん)...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...笑把二巨杯一澆二磊塊一...
大町桂月 「鹿野山」
...世は澆季なりとは三千年の昔から絶えず人の云ひ来つたことであるが...
丘浅次郎 「人類の将来」
...世のつねに澆季なるは...
丘浅次郎 「動物の私有財産」
...然れども亞細亞の名に向つて涙を澆ぎ...
竹越三叉 「世界の日本乎、亞細亞の日本乎」
...池の澆水のつきるところ...
豊島与志雄 「三つの悲憤」
...然ルニ皇制ノ余沢僻隅ニ澆浩シ維新以降漸次ソノ繁昌ヲ得タリ...
永井荷風 「上野」
...澆季(ぎょうき)の文明の特産物だ」「そりゃ...
夏目漱石 「虞美人草」
...末世澆季(まつせぎょうき)の今日では...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...今思へば既に澆季に這入つてゐたといふものの...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...葡萄の根に血を澆いだ順序通りにかく振れ舞うのだと...
南方熊楠 「十二支考」
...不似朱明澆薄之世...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...フロッシュ(ブランデルの頭の上に一杯の酒を澆(そそ)ぐ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...世の中も澆季(ぎょうき)になったように思われますて...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...世は末だ!澆季澆季(ぎょうきぎょうき)」泣くように...
吉川英治 「親鸞」
...権門に媚(こ)びる徒輩の滔々(とうとう)として横行する澆季(ぎょうき)を歎じているが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...仏法が澆薄(ぎょうはく)となり...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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