...彼は澄徹な目つきだ...
...彼女の澄徹な歌声に惚れた...
...澄徹な水が波紋を広げる...
...彼の誠実な澄徹さに敬意を表した...
...彼女の澄徹さには人々が魅了された...
...頭骨(かしらのほね)の澄徹(すきとほる)ところを氷頭(ひづ)とて鱠(なます)に雅(が)也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...身心澄徹、いはゞ明鏡止水の境地、よろこぶべし...
種田山頭火 「其中日記」
...私は自分の心の澄徹した緊張に力を得た...
豊島与志雄 「蠱惑」
...明哲にして澄徹な巨大な思惟の標準となるのである...
中井正一 「美学入門」
...その強い日の光が毛孔(けあな)から総身(そうしん)に浸込(しみこ)むように空気が澄徹(ちょうてつ)していた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...而も互の動悸を聴きわけるほどの澄徹さを以て...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...この愛は互に互の動悸を聴きわけるほどに澄徹で...
室生犀星 「愛の詩集」
...令人心胆澄徹...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...澄徹した觀照の下に...
吉川英治 「折々の記」
...逆境が彼の剣と心業とを不断に磨(みが)いて円明(えんめい)二天(てん)の澄徹(ちょうてつ)した境地を大成させたともいえると思う...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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