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饗庭篁村 「木曾道中記」
...わたしは提げてきた正宗の罎(びん)を口につけて喇叭(らっぱ)飲みしながら潯陽江頭(じんようこうとう)夜送レ客(よるきゃくをおくる)...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...「未(いま)だ台(ほうだい)海潯(かいじん)を環(めぐ)らすを見ざれば...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...すると宋江(そうこう)が潯陽江(じんようこう)を渡る一段を思い出した...
正岡子規 「句合の月」
...これは去年病中に『水滸伝(すいこでん)』を読んだ時に、望見前面、満目蘆花、一派大江、滔々滾々、正来潯陽江辺、只聴得背後喊叫、火把乱明、吹風胡哨将来、という景色が面白いと感じて、こんな景色が俳句になったら面白かろうと思うた事があるので、川の景色の聯想から、只見蘆葦叢中、悄々地、忽然揺出一隻船来、を描き出したのだ...
正岡子規 「句合の月」
...潯陽江上(じんやうかうじやう)の女では無いが異国へ流れ渡つて居る女に逢ふのも奇遇だと考へて...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...むこう岸の潯陽江(じんようこう)へ入って...
吉川英治 「三国志」
...揚子江の畔(ほとり)の潯陽(じんよう)に出て来た...
吉川英治 「新書太閤記」
...潯陽楼(じんようろう)の三文字が白彫(しろぼ)りにされていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...江畔(こうはん)の潯陽楼(じんようろう)へ上がって...
吉川英治 「新・水滸伝」
...潯陽(じんよう)の水を紅(くれない)に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「潯陽楼(じんようろう)の壁に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...どうにもならん」「何がです」「潯陽楼(じんようろう)の壁に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いつか潯陽江(じんようこう)の白龍廟(びょう)でも耳にしたことがある...
吉川英治 「新・水滸伝」
...潯陽江(じんようこう)のちかい所に...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「潯陽江(じんようこう)じゃあ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...潯陽江(じんようこう)の張順と申すんで」「げッ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...潯陽江頭(じんようこうとう)の詩は嘘ではない...
吉川英治 「随筆 新平家」
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