...明治三十八年初秋上田敏海潮音燕の歌 ガブリエレ・ダンヌンチオ弥生(やよひ)ついたち...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...光を仰ぐ大衆(たいしゆう)の大叫喚(だいけうくわん)の海潮音...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...会者、鳴雪、碧梧桐、五城、墨水、麦人、潮音、紫人、三子、孤雁(こがん)、燕洋(えんよう)、森堂、青嵐(せいらん)、三允(さんいん)、竹子(ちくし)、井村、芋村(うそん)、坦々(たんたん)、耕雨...
高浜虚子 「五百句」
...(大正十三年二月、潮音)...
寺田寅彦 「伊吹山の句について」
...「海潮音」中に近代の佛詩を(獨伊等のもあるが)頗る巧に譯した...
土井晩翠 「新詩發生時代の思ひ出」
...この時海潮音(かいちょうおん)の響がいっぱいで...
中里介山 「大菩薩峠」
......
長塚節 「長塚節歌集 中」
...それらは後にまとめられて海潮音一巻となつた...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...詩人が之を翻訳すると読者はゐながらにして反つて海潮音を聞くことにさへなる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...しばらくはただ海潮音と松風の暗い中に...
吉川英治 「随筆 新平家」
...翠蛾の妹は潮音という...
吉川英治 「源頼朝」
...まだ潮音と一年(ひととせ)ぶりの想いを果しただけで...
吉川英治 「源頼朝」
...何を鬱(ふさ)ぎこんでいらっしゃるんですの」潮音はそれへ結び燈台を運んで来て...
吉川英治 「源頼朝」
...彼方(かなた)の部屋の帳の陰で、「行きません」と、泣きじゃくりながら強く逆(さか)らって、潮音が云うと、「行って来いっ」と、またどなる...
吉川英治 「源頼朝」
...潮音」「ええ」「他言するなよ」「はい」「もし牛若さまを此家(ここ)へお匿(かくま)いしたと知れたら...
吉川英治 「源頼朝」
...翠蛾と潮音の姉妹(きょうだい)が門に立って見送っていた...
吉川英治 「源頼朝」
...この表の通りに住んでいた白拍子の翠蛾と潮音の姉妹(きょうだい)は...
吉川英治 「源頼朝」
...潮音さんも、ひと頃は、平家の公達(きんだち)衆にもえろう噪(さわ)がれたほど、美しい白拍子じゃったが、儚(はかな)いものよの」会葬者の一群は、寺の縁にかたまって、鐘の鳴りだすまでの間を、のどかに語りあっていた...
吉川英治 「源頼朝」
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