...満潮で潮水が岸辺に押し寄せた...
...干潮の時は潮水が引いて、海岸線が長く見える...
...今日の潮時表によると、潮水が満ちている時間帯がひとつだけあります...
...船に乗って潮水に揺られながら、釣りを楽しんだ...
...大雨の影響で、川の潮水が急に上がった...
...ただ淡水と潮水(ちょうすい)とが交錯する平原の大河の水は...
芥川龍之介 「大川の水」
...その矛の刃先(はさき)についた潮水(しおみず)が...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...乾燥した天気が長く続くと潮水は遠くまで滲み込むとのことであった...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...一群の黒雲虚空(こくう)より下り来れば海水それに吸われるが如く応じて逆巻(さかまき)のぼり黒雲潮水一柱になり...
太宰治 「新釈諸国噺」
...ぼたぼた潮水が滴(た)れていました...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...潮水に泡がういて流れる...
種田山頭火 「其中日記」
...むき身を潮水で洗って生のまま喰べると...
田畑修一郎 「栄螺」
...氷塊の間の潮水をもぐって泳ぎ回る可憐(かれん)な子熊(こぐま)もやがて繩(なわ)の輪に縛られて船につり上げられる...
寺田寅彦 「空想日録」
...畳がまさに汚濁せる潮水のために浸ろうとする時...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...貨物にした荷は潮水に浸されていた...
本庄陸男 「石狩川」
...近世、堤防を設けて、潮水を塞ぎ、数町の田圃を開懇せり...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...風や凍りつく潮水や...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...風や凍(こお)りつく潮水や...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...砂をあらってやろうと思ってタネリは潮水(しおみず)の来るとこまで下りて行って待(ま)っていました...
宮沢賢治 「サガレンと八月」
...兄イ連(れん)が舷側(ふなばた)に引(ひき)ずり出して頭から潮水(しおみず)のホースを引っかけて...
夢野久作 「難船小僧」
...しかも場所まで同じ海岸の潮水に陥って変死する……そんな恐ろしい暗合が...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...血は潮水で洗われたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...潮水浸(しおびた)しになったのを...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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