例文・使い方一覧でみる「潮どき」の意味

...... の読み方
高村光太郎「智恵子抄」

...沖の鴎（かもめ）に潮どき聞けば... 沖の鴎に潮どき聞けばの読み方
太宰治「彼は昔の彼ならず」

...潮どきと鴎（かもめ）と浪の関係... 潮どきと鴎と浪の関係の読み方
太宰治「もの思う葦」

...心理的にも気象的にも殺伐な潮どきを見計らって... 心理的にも気象的にも殺伐な潮どきを見計らっての読み方
谷譲次「踊る地平線」

...ガラクタも、いくらかは集めてありますから」このへんが、潮どきだ...
久生十蘭「あなたも私も」

...こんな所で踊っていてもつまりません永々と皆さまのお世話になって少しは名残りも惜しいのですけどこのへんが潮どきでございましょう...
三好十郎「殺意（ストリップショウ）」

...... の読み方
三好達治「南窗集」

...上げ潮どきのたっぷりした水量を感じさせ... 上げ潮どきのたっぷりした水量を感じさせの読み方
山本周五郎「さぶ」

...「まるでおれが十左を踊らせているようではないか」――潮どきでございますな...
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...「潮どきだ、もう六カ条をのんでもいい、大学は衣川の境界と六カ条でおれを絞めあげるつもりだった、たぶん勝算に酔っていただろうが、おのれ自身の足もとを見なかった、うん、まさに潮どきだ、六カ条をのんで、彼を罷免してくれよう」――仙台へ通じましょうか... 「潮どきだ、もう六カ条をのんでもいい、大学は衣川の境界と六カ条でおれを絞めあげるつもりだった、たぶん勝算に酔っていただろうが、おのれ自身の足もとを見なかった、うん、まさに潮どきだ、六カ条をのんで、彼を罷免してくれよう」――仙台へ通じましょうかの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...石垣の端のその石へつかまっていたのである――ひき潮どきなのだろう...
山本周五郎「柳橋物語」

...上げ潮どきに裏の三十間堀へ... 上げ潮どきに裏の三十間堀への読み方
山本周五郎「山彦乙女」

...焼香の潮どきが一段落過ぎたと思われるころ... 焼香の潮どきが一段落過ぎたと思われるころの読み方
横光利一「旅愁」

...「潮どきは脱すものじゃないぞ... 「潮どきは脱すものじゃないぞの読み方
横光利一「旅愁」

...それは潮どきにさしかかり一人一人が裡に持ち含んでいた蕾の一時に開き初めた今の季節に似ている眺めだった...
横光利一「旅愁」

...良い潮どきに帰って来たよ... 良い潮どきに帰って来たよの読み方
横光利一「旅愁」

...引き分ける潮どきばかりうかがっていた... 引き分ける潮どきばかりうかがっていたの読み方
吉川英治「私本太平記」

...この朝の引潮どきを狙ッて... この朝の引潮どきを狙ッての読み方
吉川英治「私本太平記」